先生!むかつく!

平成17年12月1日

はじめに 
 今回3回目を書くことになりました。一つ皆さんに断っておかなければならないことがあります。ここで話す事は、私と子どもの実際です。カウンセラーは守秘義務があり、カウンセリングで話した事は話せません。ここで述べていることは、了解が取れていることをお断りしておきます。

感じ方を育む

 さて、「むかつく!」と言いながら私の所に来る生徒は、ものすごく多いです。先回は、どう考えるのか、おっちゃん的な視点で尋ねてみると言いました。今回は、彼らの感じ方のことをお話しします。「むかつく!」と言っても、その出来事や感じ方は様々です。これもまた、おっちゃん的対応です。私が、どうしたの?何があったの?そりゃー腹立つね!それでどうしたの。怒り治まったの?など詳しくゆっくりと彼らの心の声に耳を傾け、彼らの気持ちを汲むようにして話していきます。これらのことで、彼らは、自分の気持ちと対話し、人に伝えなければなりません。そうすることで彼らは自分の感情と向き合い整理し、自分の感情と付き合っていけるようになります。

自分が自分であること

 今回のことも含めて、思春期の子ども達は、自分の考え方、感じ方を創っていくのだと思います。つまり、これが、彼らが自分らしくなること、自分探しの一つになると思います。そのため、私は、彼らの心に耳を傾け、彼らが、言葉にできない気持ちを汲みながら、彼らが、その気持ちを言葉にできるように支援しています。それが、彼らが自分という人間に出会うと言うことだ信じているからです。

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