平成21年1月8日
どのくらい子どもから話を聞けましたか?
「聞く」というと、質問攻めにしてしまう親を見受けます。
それは、質問しているのであって、子どもの話を聞いていることにはなりません。
ひとつ質問して、子どもから言葉が出てくるのを待ちましょう。
かなり待っても言葉が出てこないようなら、同じ趣旨で違う質問のしかたをしてみます。
数回質問してみて、それでもあまり言葉が出てこないようなら、その日はそのまま終わっておくと良いでしょう。
無理せず、ゆっくり聞いていけばよいのです。
それでも、親が子の話を聞く機会ができているわけですから。
さて、引き続き子どもの言い分を聞きます。
■持たせてない場合
子どもの話から「どの程度わが子は、人と対話する力があるのか」を見極めましょう。
一方的に都合のよいことばかりに聞こえる場合は、「ちょっと見方が偏っているみたいなんだけど、もっと違った角度から調べてみてよ」と促してみるのが良いかもしれません。
分らない単語がずらずらと並ぶ場合は、「○○と○○と...について、もっと分りやすく説明してもらえんやか?」と頼むと良いでしょう。
親としてどう対応したらよいのか考えるのが目的で、ケータイのことを教えてもらっているのですから、ストレートに「親としては、どうしたら、あなたを守れるんだろう?」とわが子に聞くのも良いでしょう。
「対応がわかるまで聞き続ける」という姿勢です。
次回の講座までこの調子で、子どもと親でケータイへの対応を一緒に考えておいてください。