4.SNSの扱いや性教育について

令和6年7月19日

 最近は、子どもがスマホばかりいじっているなどの心配もあるようですが、基本的に親子の会話が成り立っていれば、SNSをはじめネット情報などスマホは単なる道具として使用することができていると思います。逆に親子のリアルな会話が成り立たない状態だと、子どもの関心がSNSやネットのみに向いてしまう状態になるかも知れません。

 思春期の特徴として性衝動も起こりますから、ネットを通しての性的なものや他の刺激に捉われてしまう危うさもあります。成長の過程として性衝動はあって当然のことですし、他にも興味のあることに関心が向くこと自体は悪くないのですが、そこに捉われてしまって自分の思考が働かなくなるとしたら健全な成長をしているとは言えません。思春期以降、大人になるということは、受けた刺激から考えを起こし、自分はどう行動するのかを選び取るという過程を経なければならないのです。

 この「自分の考え」を養うのが知識でありコミュニケーションです。学校の勉強はもちろん、たくさん本を読んだり、社会の様々な現象に関心を向けたり、いろいろな人と出会い会話することを通して自分の思考を深めていくことが大切です。そのような体験をたくさんしている思春期の子どもはスマホを道具として上手に活用することはできても、決して自分自身がネット情報に捉われてしまうことはないでしょう。これは麻薬、窃盗、ギャンブルなどあらゆる依存症にも共通して言えることです。ですからSNSやネットをどのように扱うのか、また性に関することなども、親子で話ができるということが何よりも子どもの助けになります。子どもから性に関する質問がストレートに発せられることがありますが、驚きのあまり拒否反応を起こさないように。応えられる範囲で穏やかに応答するのがコツですよ。

 普段から家庭の中で思いやりが感じられ、お互いの意見を尊重する会話が交わされ、親族や地域のイベントなどにも積極的に参加している家族であれば、子どもも健全な成長をしていると思います。

 
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