平成19年8月3日
暑い毎日が続いています。学校は、21日から夏休みに入りました。子どもたちは、楽しみにしている夏休みですが、保護者の方からは、「毎日どのように過ごさせたらいいのでしょうか?大変です。」という声をよく聞きます。
夏休みが終わって学校に登校してくる子どもたちの姿は、1学期と変わらず、生き生き登校してくる子どもと、何となく疲れていて意欲のない子どもたちに分かれます。この違いは、40日余りの夏休みをどのように過ごすかによって、違っているような気がします。
休みになると、何となく生活リズムが乱れてしまいます。最近は、夏休みに六時半のラジオ放送に合わせラジオ体操をするところはほとんどなくなり、朝、早く起きる必要もなくなりました。そのため、夜更かし、朝寝、結果朝ご飯を食べないというリズムができてしまう子どもたちも多くいます。 大事なことは、夏休み中でも「早寝、早起き、朝ご飯」この習慣を継続させることだと考えます。この「早寝、早起き、朝ご飯」に加えて、目的をもって休みを過ごすことができれば、きっと2学期も元気に登校できると思います。
目的を持って過ごすには、夏休み全体の計画、1日の計画を子どもさんと一緒に立てられるといいですね。計画は、立てるだけに終わらないように、1日の計画がどうだったのか、夕食時に話題にできるといいですね。お仕事等で、一緒に夕食をとることができない
家庭では、交換日記もいいですね。子どもの行動を知ることもできるし、毎日、書くことにより表現力も育っていきます。
家族の一員として・・・仕事を!
本校では、夏休みに「家族の一員として毎日仕事をしよう」ということで、仕事を決めさせています。単なるお手伝いではなく、決めたことを仕事として毎日行わせることによって、家族の一員としての存在感や責任感、そして継続させることで忍耐力を育てることができると考えます。もちろん、決めただけでは子どもは続けて行うことがなかなかできないので、「上手にできたね。」「○○ちゃんがしてくれるので、助かっているよ。ありがとう!」などほめたり、認めたりする言葉かけが必要です。この言葉かけによって、自分は家族の一員として役に立っている、仕事をするのが楽しいなどの有用感や成就感も味わうことができ、心も育っていきます。また、家族の会話も生まれてきます。
どのようなことを仕事として任せたら・・・子どもたちは、教えればほとんどのことができます。下記は、夏休みの仕事につなげるために、1年生の生活科で「お手伝い大作戦」として、学習したときの写真です。
洗濯物たたみ、お茶碗洗い、トイレ掃除、靴洗い、玄関掃除・・・・1年生でもとっても上手に、そしてきちんとできていました。きっと、5.6年生では家庭の仕事のほとんどのことはできるのではないでしょうか。2~3日はいっしょにやりながら教え、それから任せていくといいですね。子どもの頃から家族の一員としての仕事の継続は、将来のよき家庭人にもつながるような気がします。
保護者にとって、大変な夏休みを、子どもの育ちを身近に感じる楽しい夏休みに!!