令和3年9月17日
前回は、イラっとしたら6秒やり過ごすという方法をお伝えしました。
今回は、ムダに怒らないためのテクニックをお伝えします。
●子どもに「おはよう」と言っても返事がなかった
「返事もしないで、なんて子なの!」と思えば、当然ムカッときますね。
「聞こえなかったのかな?」と思えば、特に気にすることはありません。
「あら、体の具合が悪いのかな?」と思えば、心配な気持ちになります。
●ラインが既読にならない
「何で無視??」と思えば、返事が来るまでずっとイライラしてしまいます。
「今は忙しいのかな?」と思えば、特にイライラすることもありません。
このように、実際起こっている出来事は変わらないけれど、あなた自身がどう『意味づけ』するかで怒りが生まれたり生まれなかったりします。
その『意味づけ』は、ご自身で変えられるんです。
いつもは怒っていることも、『意味づけ』を変えたら怒らなくても済む・・という選択ができるかも知れません。
その『意味づけ』に大きく影響していることがあります。
それは、ご自身の心の中にある「べき」です。
こうある「べきだ」、またはこうある「べきではない」といった「願望」「理想」「価値観」などが影響しています。
「子どもはこうあるべきだ」「夫(妻)はこうあるべきだ」「会社はこうあるべきだ」など、きっと心の中にあると思います。
「あかちゃんは、夜は寝るべき」「もう3歳だからおもちゃは片付けるべき」など、そんな「べき」でついつい怒ってしまっていませんか?
お子さまがあかちゃんの頃、泣きだしたらなんで泣いているのか??いろいろ試していたのを思い出してみてください。
「おしっこかな?」「うんちかな?」「おなかが空いてるのかな?」「具合が悪いのかな?」など考えながら育てていたと思います。
まあ、小さなイライラはあったとしても、それよりも「心配な気持ち」で接していたと思います。
起こってしまった出来事に対する『意味づけ』を少し変換して、ムダにイライラしないように思考を変えてみませんか?
これもトレーニング(練習)でできるようになります!
次回は、「ちょっとした工夫でイライラが減る魔法の言葉がけ」についてお伝えします。
どうぞお楽しみに!