令和3年8月19日
ニコニコ子育て、していますか?
「ほらぁ、早くしなさい!」「なんでこんなことやったの!」「もう!せんと!」
そんなイライラな日々だと思います。
その毎日のイライラが3分の1になったら、どうでしょう?
『アンガーマネジメント』や『ペアレント・トレーニング』などで、そんなイライラを減らすヒントを4回にわたってお伝えします。
今回は、怒りを上手にコントロールする「アンガーマネジメント」についてです。
私がアンガーマネジメントと出合ったのは5年前、地元公共施設で開催された「親子で学ぶアンガーマネジメント」というイベントでした。
その頃の私は、「子どもに対するイライラで自分自身がダメになる」そういった状態でした。
「子どもに対する怒りを子どもにぶつけたらダメだ・・」と、自分の頭を床にぶつけワーワー泣き出したこともあります。
また、家の壁を蹴って凹ませたことも。(壁は今でも凹んでいます。)
子どもが近づくだけで手が出そうになって、「近づくな!」と怒鳴りつけたことも。
そんな状態だったんです。
そんな時に出会った「アンガーマネジメント」。
本当に目から鱗、怒りと上手に付き合う方法を教えていただきました。
それからは、「もっと学びたい」「そしてたくさんの方に伝えたい」と思い、ファシリテーターとなりました。
さて、その目から鱗のお話です。
最近は認知度が上がってきました「アンガーマネジメント」。
その中でも、「6秒」というワードは知っているという方が増えてきました。
その「6秒」ですが、意味はというと決して「6秒で怒りが消える」ということではありません。
所説ありますが「怒りが生まれて理性が介入するのに6秒ほどかかる」と考えられています。
要するに、その怒りに対して少し冷静になっていくのが6秒なのです。
その「6秒」の間にやってはいけないことがあります。
それは「反射」すること。
「反射」とは、イラっとしてすぐに「言い返す、仕返す」ことです。
その「反射」をすれば、だいたい取り返しのつかないことになります。
「売り言葉に買い言葉」は「反射」することによるものです。
その先は仲たがいしたり、気まずくなったり、良いことはありません。
その「6秒」をやり過ごすためにできることをいくつか紹介しますね。
☆深呼吸する
ゆっくり吸ってゆっくり吐く、これを数回繰り返せばすぐに6秒過ぎてしまいます。
☆数を数える
1から順番に数えてみたり、少し頭を使って100から3ずつ引いた数を数えてみたりします。
☆落ち着く言葉を唱える
「大丈夫、大丈夫」とか、「平気、平気」とか、あなたが思う落ち着く言葉を唱えてみましょう。
☆その場から離れる
一旦離れてみるのもありです。
その際、相手がいる場合は「少し離れる」ことを伝えましょう(反感を買う恐れあり)。
そのような方法で、「6秒」をやり過ごしてみてください。
「怒り」から少し意識を逸らすことが大事です。
いかがですか?
どれか出来そうなことをやってみませんか?
今まではすぐに怒っていたことが、少しは減るようになるかもしれません。
次回も怒りに対するちょっとしたテクニックをお伝えしたいと思います。
どうぞお楽しみに!