平成17年11月1日
子どもの発達にはやりとりがとっても大切
生まれたばかりの赤ちゃんは、ただニヤ―っと微笑むだけですが(生理的微笑といわれるのですが)、3~4か月になるとママや見慣れた人に対してニコ―っと微笑んだり「ウーウー」と声を出して親愛の情を表したりします。さらに5か月頃には授乳後の機嫌がいい時などに声をかけると「ウックン ウックン」と返事をしてくれるようになり、子どもの可愛い表情や反応を見ているだけでなんだかあたたかい豊かな気持ちになる時間が増えてきますよね。このような子どもの行動を見て、ママ(またはママに代わる人)の「かわいい」「うれしい」という気持ちや「元気に育ってね」等の願いを愛情たっぷりの「ことば」や「抱っこ」で赤ちゃんに伝える、そのやりとりのくり返しが子どものことばと心の発達を育むのです。
赤ちゃんのテレビやビデオの影響をご存知ですか?
「2歳まではテレビを消してみませんか?」というのは、NPO法人子どもとメディアのキャッチフレーズです。少なくとも3歳のお誕生日を迎えるまでは、できる限りテレビやビデオを消しましょう!というメッセージです。
授乳中は、ただ栄養を摂るだけでなく『ママが赤ちゃんを見つめる⇔赤ちゃんがママの笑顔を見る』と目を見つめ合いながらやりとりをするとても大切な時間です。もしママがテレビを見ていたらどうでしょう?赤ちゃんは視線をどこへやったらよいか迷うでしょう。また、心の通ったコミュニケーションを図ることを学んでいるはずの静かで穏やかな時間が、テレビやビデオの大きな音・強い光の刺激で奪われてしまいますよね。ママそしてパパもスイッチを切る習慣を身につけたいですね。