~子育ては親子共育~第1回 家庭教育はすべての教育の基礎です

平成20年11月6日

 家庭で親がしないといけない教育の目標は、情的能力 意的能力 知的能力のバランスのとれた豊かな人間として、喜んで社会に貢献できるような子どもに育つよう努力するところにあります。
 
幼児教育はなぜ大切でしょうか?
幼児前期0才~3才 幼児後期4才~6才
  昔から三つ子の魂百までもと言われますが、生まれて3才ぐらいまでが人格形成の上で最も大切な時期なのです。「どうすれば良い子に育ってくれるかしら」と思う前に「子どもにはこんな人になってもらいたい」と願うモデルに親自身が近付く様努力するしかないのです。

「百聞く言葉より一つの実行」 
  いっぱい良い話しを聞いても聞くだけでは良くならないのです。今、自分にできる事から一つずつ行動に移していく事が大切です。幼児期は情的能力が最も伸びる時期です。親は愛情を持って心を育てるための愛情豊かな生活をし、子どもは愛されることによって他を愛する心が育まれていきます。愛の芽を十分に伸ばしてあげるには、親の感情移入で行う事がきわめて大切です(感化の教育)。「ママはあなたが大すきよ。」「このお花さんきれいね。」「あなたの心のようにきれいよ。」
  ママと3才ぐらいの男の子が散歩中、トンボが道に死んでいました。ママは「さわっちゃだめ。」と言って、足でトンボをけったのです。それを見た子どもの心はどうでしょうか? 心を育てるには「トンボさん悪い物でも食べたのかな?かわいそうね。」お墓を作ってあげ、手を合わせる姿を見せてあげる事でやさしい心が育つでしょう。

よい子が育つ三点セット
○やさしいまなざし
○やさしいかたりかけ
○あったかい肌のぬくもり(スキンシップ)

  この三点は最低一日二回以上はやってもらいたいものです。子育てに手遅れはありません。親の反省がスタートです。(参照:「より良き親子関係を求めて」川越 淑江) 岩下 泰子

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