人間関係のつくり方を学ぶ学童期 ~子どもは教えた通りに育つわけではない~

平成30年12月27日

 私は、人間関係トレーナーです。何か大きなトラブルや被害を受ける前に、できることを考えることが私の仕事です。

 特に、子どもが、安全に育つための予防教育をしています。年間、10,000人の子どもに「自分の心とからだを安全にする方法」や、「友だちを助ける方法」を教えています。子どもが、安全に育ち、暮らすための環境づくりをそれぞれの立場の人たちに伝えて23年になりました。

 私は、多くの子どもから、たくさんのことを学びました。そして、子どもの目に親の姿がどう映るものなのか、子どもの耳にはおとなの言葉がどう聞こえるものなのか、教えてもらいました。

 おとなと子どもの架け橋をお仕事にしているのです。

 

 そんな私が、「親にとって一番、大切なことは何ですか?」と聞かれたら、迷わずにこう言います。「あなたが、まぁまぁ幸せに、そこそこ健康でいること」と。

 世界が広がっていく学童期の子どもは、日々、たくさんの刺激を受けています。楽しくても楽しくなくても、面白くても、難しくても、子どもにとって毎日が刺激の連続なのです。そんな彼らが、のびのびと自分の感覚に従って成長、発達していくためには、「危険な時に必ず守ってくれると思える誰かが、しっかりとそこに居てくれること」ほど大切なものはないのです。あなた(保護者)自身が、ご自分を大切にして暮らしてくださることほど大切なものはありません。

 私は、「あなた」の手を握り、目を見つめ、伝えたいことがあります。「よくここまで育ててきてくださいました。大変なこともあったでしょう?ありがとうね。」と。

 

 学童期はもう親だけで育てられる段階ではありません。「自立」という「長期目標(30歳目安)」に向かって、今、大事にするものは何なのか、これから、この講座でお話を進めてまいりたいと思います。

< 前の記事     一覧へ     後の記事 >