平成24年3月7日
また、『効果ある教育実践』の中には「目標の共有化」の大切さも謳ってありましたが、夏休みには学級ごとに教師と生徒が一緒になって教室や廊下の壁塗りをする。美術部は下足室に明るい絵を描く、我々が終わる頃にはすっかり「目標の共有化」はできていたように思います。
有り難いことに、この校区は公民館活動が盛んなところで、学校に対する協力体制も強固なものでした。そこで次の手立ては、この地域の教育力を活用することでした。青少年育成会には子ども会のお世話をする「子ども会リーダー育成事業」を通して、積極的に地域に貢献する多くの生徒を育てていただきました。また、青年商工会には職場体験学習のお世話をしていただいたり、何人かの方々からは仕事や生き方等を学ばせていただきました。土曜日には公民館事業として、中学生のための数個の講座も開設していただきました。
このようなことの積み重ねのおかげで「地域のために頑張ろう」「地域の人たちの期待に応えよう」という意識が芽生えたような気がします。
次回は、その後、学校はどう変わったのか、生徒達はどう成長したのか2,3の例を挙げて書こうと思います。