第4回 絵本と童謡は、子育てのベストツール!

平成21年8月5日

 「みんな塾」では、お母さんと子どもが一緒に遊ぶ楽しさを味わってもらい、また家庭でも楽しめるプログラムを実施しましたが、気軽に楽しめる一つは絵本です。最近は、赤ちゃん絵本もびっくりするほど充実していますよ。
 「声に出して本を読むのは久しぶりです!」と照れながらも読み始めると、赤ちゃんは声のする方(顔)をじっと見つめ、そしてその先にある絵本に視線を移します。動けるようになると読んでいる本を手に持ったり、口に入れたります。「絵本は聞かない」とママはがっくりされますが、それは興味のあることをあらわしています。ボードブック(堅い紙の本)もありますので、安全に気の済むまで自由に触らせてください。
絵本と童謡は、子育てのベストツール! 絵本の優れた点は、聴く(聴覚)、色彩(視覚)、触れる(触角)、ページをめくる〔運動〕などいろんな感覚を発達させるからです。
 おきにいりのマイブックを繰り返し読んであげてください。心地よい繰り返しは、子どもの心の安定にもつながるそうですよ。

 もう一つは、うた(童謡)です。最初はCDをかけそれに合わせて歌っていたのですが、ある日アカペラで歌ったらそれまで騒いでいた赤ちゃん達がいっせいに耳を澄まして歌に聞き入ったのです。それからは、「ママの声が一番!」とみんなで歌うようにしました。童謡は歌詞にきれいな日本語が使われています。「こんな言葉かけが出来るようなお母さんになりたいね!(笑)」と言いながら歌っていますが、聴き入る子どもの顔を見ていると自然にママも優しい表情になっています。(岡村 美栄子)

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