北九州教育事務所(H30年度の事例)

Tel:0949-25-1205 Fax:0949-24-3345

チーム名:直鞍地区家庭教育支援チーム  
活動人数:11名
活動範囲:直方市・宮若市・小竹町・鞍手町
どんな人が活動しているか:絵本コンシェルジュ、運動療法士、メディアインストラクター、音楽家・助産師、子育てマイスター 等
チーム名:中遠地区家庭教育支援チーム  
活動人数:17名
活動範囲:中間市・芦屋町・水巻町・岡垣町・遠賀町
どんな人が活動しているか:心理カウンセラー、フードマイスター、絵本コンシェルジュ、元高校教員、子育てマイスター 等


子育て支援課と一緒に家庭教育支援を
 直鞍地区家庭教育支援チームでは、昨年度から毎月定期的に宮若市立図書館と小竹町児童館で絵本コンシェルジュによるおはなし会「おひざでだっこ」を行った。毎回、季節に合わせた果物や野菜、植物等と一緒に撮影会を行うとともに、季節に合った絵本やわらべ歌等を展開し、毎回小さな部屋に入りきれないほど大盛況であった。
 今年度は直方市子育て支援課の地域子育て支援センターや宮若市社会教育課からの依頼で、絵本コンシェルジュと音楽家(ボイスヒーラー)との連携派遣「おひざでだっこ×ピアノコンサート」を開催した。1部では大型絵本の読み聞かせや人形劇にピアノ伴奏をつけ、言葉だけでなく音楽も一緒に楽しめるおはなし会を行い、2部では3名の音楽家による子守歌や季節の歌を手話歌で実演した。歌に合わせてニコニコしながら体を揺らす乳幼児の姿がみられた。
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【直方市おひざでだっこ×ピアノコンサート】

公民館講座で家庭教育支援を
 中遠地区家庭教育支援チームでは、今年度は心理カウンセラーや運動療法士、社会教育主事を中心に公民館等へ派遣を行った。水巻町中央公民館で開催の「家庭教育学級」では、心理カウンセラーによる「ほめ方・叱り方が上手になるには」というテーマで講話を行った。当日は子育てに興味のある幅広い年代の方々の参加があり、会場が満員となった。講話では「子どもに効果のあるほめ方」や「保護者が陥りやすい叱り方」等を聞いたり、保護者同士で褒めあうようなグループワークを行ったりすることで、ほめられることの心地よさを実感し、育児に生かす方法を互いに共有することができた。2時間を超える講座だったが、講師への質問や個別相談も多く、参加者の家庭教育に対する熱心さをうかがうことができた。

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【水巻町家庭教育学級「子どものほめ方叱り方講座」】

成果・今後の展望
 今年度は、社会教育関係課と他部局とが連携して地域のニーズに合わせた派遣をおこなうことができた。また専門知識が違う講師同士が一緒に連携派遣できる講座を行うことで、より深みのある支援ができている。さらに、手話通訳を依頼することで、聴覚障がいのある方にも、学習の機会を提供することができた。
 今後も質の高い派遣を目指すために、人権教育等様々な研修会を実施し、地域において主体的に家庭教育支援活動を実践する人材の育成を目指す。
 

2019/08/17 北九州
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