ふくおか子育てパーク

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2009年06月11日

第4話 「三人の子育て?」(haya)

 子どもが3人いると、私自身も”三通りのお母さん”を楽しめています。
特に意識して、例えば、長子だから『しっかりしてほしい』という願いをこめて育てているというわけではなく、自然になんとなく、その子の性格の違いによって母親である私の対応が異なっていると感じています。

 長子は、しっかり者タイプ。私が小学生の頃はあわてん坊で忘れ物が多く、いつも母親に叱られていたのですが、長子には全くそのようなことがありません。もし、長子と同級生だったら(!)、長子が学級委員で私が忘れ物キングだろうな・・・という思いから、長子の意見に耳を傾けよう、立てようとしているところがあります。
 担任の先生とお話しする時は、褒められることはあっても注意されることはないだろうという安心感があります。こんな思いは私が自分の母親に味あわせてあげられなかったと申し訳なく思い、同時に長子には(私に似なかったことを)感謝しています。
−−−わが子を安心・信頼して見ているお母さん(おだやかに)

 真ん中の子は長子と全く違うタイプです。
担任の先生とお話しする時は、「何か派手にやってませんか?」と、謝る準備をしながら聞いています。でも反面、何事にも意欲をみせるパワフルさを認めてもらえているだろうという期待もあります。『この子は面白いですよ』と。
 運動会では、長子の出番は「がんばってやっているな」的に観ているのですが、中間子の出番では、勝利を期待して熱く応援しています。長子の時には経験しなかったような出来事が次々と起こり、わくわくしながら真ん中の子を見ています。
−−−わが子の生命力の強さを頼もしく思うお母さん(ドキドキワクワク)

 末っ子はまだ幼稚園児です。第三子なので、子育ての力が抜け切っています。
末っ子のお友達は私の目には”赤ちゃん”にしか映らなくて、何をやっても「かわいい、かわいい」状態のところがあります。末っ子を通しては、ちょこっとだけ『おばあちゃん気分』も味わっているような気がします。
−−−プチおばあちゃん(?)なお母さん(リラックス)

4回を通して、「3人の子育て」と題してきました。家の中に子どもが3人いると、しゃべり声がうるさい、ケンカがはじまる、洗濯物が多い・・・ですが、お散歩の時、右手を一人とつなぎ、左手を別の一人とつなぎ、でもまだ一人いる。おんぶ!
この時、なんて贅沢なんだろうと感謝します。「子宝」とはよく言ったものだと思います。

最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。

   (haya)

投稿者 Kosodate : 08:59 | コメント (0)

2009年06月01日

第3話 「三人の子育て?」(haya)

 子育て中のママ同士が子どもの話をすると、「上の子(第一子)だから・・・」や、「下の子(第二子)だから・・・」という会話になりませんか? 他には、「上の子(第一子)なのに、・・・」「上の子(第一子)っぽくない」等も。
 つまり、ざっくりと共通の「上の子(第一子)タイプ」「下の子(第二子)タイプ」があるんですね。

 私も先日、お友達との会話で、こんな台詞を言っていました。
小学三年生と一年生の二人の娘さんを持つママに、上の娘さんがとても利発で活発なことに対して、
 「すごく活発!神経質さも全くなくて、いい意味で、上の子(第一子)っぽくないね。」
また、下の娘さんが甘えん坊で愛らしいことに対して、
 「やっぱり下の子(第二子)ね、愛されオーラが出てる。」
幼稚園でクラス替え(進級による)後暫く経つのに、わが子がまだ緊張感が抜けず新しいお友達ができないというママに対し、
 「上の子(第一子)だから、慎重なのかな?」
 「家の子は第三子だから、いつも色んな場所に連れ回されて、新しい環境に馴染むのに慣れてるだけ」
会話が弾んでいたので、お互いにざっくりと共通の「上の子(第一子)タイプ」「下の子(第二子)タイプ」があって話が通じていたと思います。

 「上の子(第一子)タイプ」とは、こんな感じでしょうか?
  おっとり、おりこうさん、神経質、はずかしがりや
 「下の子(第二子)タイプ」は、こんな感じ???
  甘え上手、活発、調子に乗る、泣いてもすぐ立ち直る

 血液型別性格の話のように、当てはまったりそうでなかったりを承知の上で楽しみながら会話するのによく使われるキーワードですね。

 では、三人兄弟の場合はどうでしょうか?
 わが家の場合で言うと、第一子の性格は、上で挙げた「上の子(第一子)タイプ」にほぼ当てはまります。加えて、三人兄弟の一番上ということで、親から頼りにされることが多い分、上に兄姉のいる同級生よりも責任感が強くしっかりしていると感じます。いえ、申し訳なくも、しっかりせざるを得ない立場というのが正しいです。
 わが家の第二子は、上であげた「下の子(第二子)」ではなく、中間子ですが、基本はこれに当てはまります。兄弟の中で一番活発でエネルギッシュです。よく、中間子は親の注意が届きにくいとも言われますが、わが家の中間子は、人を笑わせるのが好きな面白い子なので、親は『次は何をして笑わせてくれるのかな?』と、期待して注目しています。
 末っ子の第三子は、上であげた「下の子(第二子)タイプ」をさらにパワーアップさせたタイプです。常に、上二人より自分が可愛がられるべく甘えまくっています。二人兄弟の末っ子よりも三人兄弟の末っ子の方が末っ子的性格が強まるのかもしれません。
 つまり、わが家の三人の場合は、長子が「上の子(第一子)タイプ」、中間子と末っ子が「下の子(第二子)タイプ」になります(笑)。
 私自身は二人姉妹だったので、末っ子が生まれた頃は、『三人兄弟ってどんなかな?』と、育児雑誌などの兄弟関係について書かれている記事を興味深く読んだものですが、大方二人兄弟についてのことで、三人兄弟についてはあまり取り上げられておらずつまらない思いをしていました。
 
 このコラムを読んでくださっている方で、三人のお子さんを育てておられる方がいらしたら、それぞれのタイプなど教えてくだされば嬉しいです。

(haya)

投稿者 Kosodate : 10:00 | コメント (0)

2009年05月21日

第2話 「三人の子育て ?」(haya)

 前回は、三人の子育てについて、特に一人一人が自分を認め愛せる人に育ってほしい旨を述べました。
 今のところ、わが家の三人は、それぞれ「自分が一番ママに愛されている」と信じている様子。それぞれが友達のお母さんに「ママは私が一番好き」と言っているそうです。
 ちなみに、「パパは平等」だと納得しているようです。ですが、子ども達には、「あなたは可愛い。大事。」と言っておきながら、私自身は自分を後回しし、軽んじていると、最近気が付きました。
 特に反省したのは、自分の健康を軽んじていたことです。夫や子どもの食事には気を使うのに、自分のは(栄養が)適当。病気になっても点滴を一時中断して子どもの習い事の送り迎え。ギックリ腰のときも気合いで立ち上がり、遊びに連れて行きました。無理が効くうちはいいのですが、高齢になった時のことを考えるようになりました。きっかけは、末っ子が「ママがおばあちゃんになったら、私が車イスを押してあげるね」と言い、真ん中が「自分が押す!」とケンカ。上の子が「では、自分がお金を稼いでママにあげる」という会話です。
 「ママはね、子どもに負担をかけたくないの。ずっと元気でいて、孫の世話して、ある程度の歳になったらポックリいくの!」と私。新聞やニュースで「老老介護」の問題が取り上げられる度、子どもに自分の介護をさせたくないと思う。経済的にも精神的にも歳をとっても自立し、いざという時には子どもを助けることができる状態でありたい…とは、私だけでなく、子を持つ親共通の願いではないでしょうか。
 ぜひ、元気いっぱいのおばあちゃんになるため、自分も自らを心身共に大切にしていきたいと思います。
 「身」の部分は、自分の健康にも留意すること。
 「心」は、母親としての自分と母親以外の自分の両方を大切にすることだと思います。
 
 現在の私は、4歳の末っ子一人を連れて歩いても、「上にも子どもがいます」という貫禄があり、世話好きなおばあちゃま達に声をかけられることはありませんが、一番上と真ん中の子が赤ちゃんの頃は、スーパーや街角で、見知らぬおばあちゃまに、「今は大変だけど、一番良いときよ〜」「子どもはすぐにおおきくなっちゃうからね〜」等とよく声をかけていただきました。当時は、これらのメッセージを額面通りにしか受け取れませんでしたが、今では『子育てって素晴らしいわよ。母親業って尊いのよ』ということを教えて下さっていたのだと気が付きます。今さらながら感謝です。
 前回、子どもに伝えたいメッセージとして『あなたは高価で尊い』を挙げました。このメッセージを母親である自分にも贈りたいし、読んで下さっているお母さん達にも贈りたいと思います。

(haya)

投稿者 Kosodate : 13:00 | コメント (1)

2009年05月09日

第1話 「三人の子育て」 (haya)

 10歳を筆頭に三人の子がいます。
 子が三人というと、「子だくさん」というほどではありませんが、例えば二人を育てるより多くのエネルギーを使います。時間も神経もお金もです。
 ですが、その分何にも代えがたい喜びも大きいです。
さて、その三人の子育てで私が気を付けていることは・・・・?
世間一般では三人兄弟の子育てというと、こんなことが言われています。
 ○特に中間子を気にかけてあげたらよい
 ○一番上の子を立ててあげて
 ○上二人に比べて末っ子には甘くなりがち・・・等々
これらはよく言われることなので、私も自然と気を付けています。加えて特に意識しているのは、
 ○子どもたちが自分が親をはじめ周囲の人たちに愛されているという実感を持てるように
 ○自分が価値のある貴重な存在なのだと実感しつつ日々の生活を送られるように
ということです。
容姿や学校の成績などの表面的なことへの評価に惑わされることなく、誰よりもまず自分が自分自身を認め愛してほしいと願っています。

 私たち夫婦はグァム島で結婚式を挙げました。ホテルのチャペルです。
その時米国人牧師に記念にいただいた聖書の中にこんな言葉がありました。
 「わたしの目には あなたは高価で 尊い。
  わたしは あなたを 愛している。」
これは、キリスト教の言葉ですが、宗教的なことでなくても、例えば私が夫から言われたら嬉しいし、同じように子が親からこう言われたら、子は自分を肯定し、自信を持ち、自らを愛するようになるのではないかと思います。
 もう一つ
 「兄弟は苦しみを分け合うために生まれる」
三人の子らがそれぞれ自分を愛し、互いに愛し思いやり、時には苦しみを分かち合うことができるようにと願っています。

(haya)

投稿者 Kosodate : 09:00 | コメント (2)

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