先日、犬の散歩をしていたら、近くの家の庭で「ふきのとう」を見つけました。
ふきのとうや、つくしを見ると、春だなぁ〜と思います。
我が家では、毎年この「ふきのとう」で作る蕗味噌を楽しみにしていて、そろそろ蕗味噌が食べたいなぁと思ったその日、たまたまスーパーでふきのとうを見つけたので、スーパーでも手に入るのなら・・・と、今回のレシピはおやつではなく、林家の蕗味噌を紹介することにしますね!
◆蕗味噌の作り方◆
ふきのとう(親指大)15個は、みじん切りにし、少々の油でさっと炒める。そこへ味噌300〜400グラムを入れ、砂糖とみりんを好みの量入れながら、砂糖がとけるまで弱火で練る。ジャムの空き瓶などを熱湯消毒し、出来たての蕗味噌を詰める。
温かいごはんにのせたり、おにぎり、お茶漬けなどにも。ほろほろと苦く、春の香りいっぱいの蕗味噌の出来上がり。
小さい頃、父とよく親戚の田んぼに行っては、芹やらヨモギを摘んでいました。
その影響でしょうか。いまでも春になると、子供達と近くの市民の森へ行き、野いちご摘みをします。
子供達も、そういうのって、すごく喜ぶんですよ!こんなの、ウチの子供だけかと思ったんですが、子供の友達を連れて行ったりすると「こんなトコ初めて!楽しい!また来た〜い」と、必ずどの子も言うのです。
なので、よく夏には川で魚やエビ捕り(ちなみにエビは2匹、AさんBさんという名をつけ、しばらく飼います)をし、夜は星を見に出かけ、秋にはスケッチブックとクレヨン、のりとテープとハサミを持って、市民の森へ。落ち葉や木の実も使って、お絵かきタイム。冬は寒いけれど、雪が降れば雪遊び。秋に採っておいたツタや木の実でリース作りなど。自然との遊びはいっぱい!そして、いつも最後は、笑顔と、また来ようね!の言葉。
ついつい忘れがちになりますが、そんな遊びを子供達は求めているような、気がします。
そんな私が主催しているパン教室も、子供と一緒。
ほうれん草のパンは、ウィンナーを入れて、魚の形に。トマトのパンは、チーズを入れて、タコの形。メロンパンは、もちろんカメ!カメロンパン!
真っ白な紙に、海の中の絵を自由に書いてもらい、そして、そこに自分で作った魚、タコ、カメパンを並べて、「ほ〜ら!泳いでるよ!」
そんな調子で、やっています。私が作る見本の通りに作る子、自分の世界で自由に作る子。そして、子供のように真剣に、魚やタコを作る大人。それぞれとっても個性的で、また、そこでの大人と子供の会話も楽しく、大人だけのパン教室では、なかなか味わえない喜びがあります。
そんなささやかな喜びですが、一つの事を続けてきたことにより、人と人のつながりも増え、ドナドナだった私は、人生においても、今、さくら色の春を感じています。でもね、知っていますか?さくらがさくら色なのは、春だけじゃないって事。寒い冬にも、その茶色くて、ゴワゴワした樹皮の下で、春に桜色の花を咲かせる為に、さくら色をためてるって事を。
最近、食育食育とよく聞くけれど、食べることは毎日の当たり前のこと。そして、親から子へと受け継がれる物なんだ。という事を、私は結婚して身をもって感じ、私も父から教わった多くの遊びを、母から教わった多くの思いやりを、娘達に、紙の上ではない、生活のレシピとして伝えられれば。と、思います。
娘達にも、みなさんにも、さくら色の春が来ますように!
これで、私のコラムは、おしまい。たくさんのコメント嬉しかったです。ありがとうございました。
名残惜しいですが、個人ブログ(ドタバタ私生活ですが・・・)をやっていますので、続きはまた、ココで。
http://blog.livedoor.jp/mina4845/
(minaぱん工房 林美奈子)
投稿者 Kosodate : 06:51 | コメント (4) | トラックバック
切実に、思います。
実は私、先日胃腸風邪にかかってしましい、5日程寝込んでしましました。
ウチのだんな様は、料理という物をした事がなく、私が寝込むと、そりゃ大変なことになるんです。
だんな様が寝込むと与えられる物。温かいお粥や おうどん。白湯と共にお薬までもがお盆にのっかって、ベッドまで運ばれます。大丈夫?という、温かい言葉も添えられて。
私が寝込むと与えられる物。袋のままの、ぶどうパン。それに冷たい牛乳。
・・・・・・・・・ありえん。
まったく、胃腸風邪ですよ!もう、お腹ゴロゴロピー(食事中の方、失礼いたしました。)なのに!
あまりの仕打ち(本人は思いやっているつもり)に見かねた次女が、お粥を作ってくれ、なんとか温かい食事にありつけました。次女よ、あなたはなんていい子なんだ!
そういえば、ウチのだんな様を見ていて、人間としての感情とか薄いなぁって、思う事が多いのですが、どうも実家での子供の頃からの食生活が原因では?と思う節があります。
それは、「手作りのものを食べたことがない」という生活。義母は、旦那(義父)の横暴な態度を避けるかの如く、外に働きに行き、働く事自体は私も尊敬するのですが、食事は出来合いの惣菜ばかりだったようで、ウチのだんな様は、カレーに至るまで、どこぞの何々ホテルのカレー(缶とかに入ってる、レトルトもの)が食べたいと言い、食べたいと言った直後にそれが出てこないと機嫌を損ねたり。子供より性質が悪いのなんのって。人を魔法使いか召使かと勘違いしているようです。
やっぱり、料亭でないと難しいものはさておき、簡単なものくらいは家で一緒に作って、美味しいねって言いながら食べたいな。と、思いますよね!
なので、今回はトリノオリンピックも開催されている事ですし、
「家族DEオリンピッツア」 なんて、どうでしょうか・・・・しーん。
(だって、トリノってイタリアじゃんっ)
<ピザ台の材料> 22センチのもの2枚分
強力粉・・・200g 塩・・・小さじ1/2 砂糖・・・小さじ1 イースト・・・小さじ1 オリーブ油又はサラダ油・・・小さじ1 水・・・130cc
<作り方>
?材料を、すべて混ぜ、家族で交代しながら8〜10分くらいこねます。(ココで前回のコネ作業が役に立つか?ちびっこもお父さんもがんばって!)
?なめらかにこねあがったら、丸めてボウルに戻し、霧をふいてからラップをかけ、30分くらい発酵させます。
?2倍くらいに膨らんだら、包丁で半分に切り、台にオーブンシートをしき、その上で生地をうすく丸く延ばします。(この時、生地をこねないでくださいね。)
?延ばした生地に、フォークを使って穴をあけます。
?好みのソースやトッピングをして、250度のオーブンで15分ほど焼いて、出来上がり。
◆発酵ってどうするの?難しそう〜。と、よく聞かれますが、要は、30℃〜40℃の温かい環境で、放っておけばいいんです。例えば、コタツに入れちゃうのでもいいし、お鍋にお風呂の温度の湯をはり、湯煎の要領で、生地の入ったボウルを乗せてもいいのです。 ねっ!簡単でしょ?
◆ソースですが、ウチではニンニクのみじん切りと玉ねぎのみじん切りを、サラダ油で炒め、生のトマト(冷蔵庫で柔らかくなってしまったのでも良いです)をザク切りしたものとケチャップを少し、最後に乾燥バジルをたっぷり入れて、煮込んだものや、簡単にツナマヨや、昨日のカレーの残りなんかも、好評ですし、和風ピザなら、マヨネーズに醤油を混ぜてピザ台に塗り、おかか、小さく切ったモチ、きざみ海苔、ネギ、チーズをトッピングするのもイケます。最近のヒットは、キムチを刻んでピザ台にのせ、出来合いのシュウマイや餃子を乗せ、ネギとチーズをトッピングしたものでした。なので、ソースやらトッピングは、各家庭で、いろいろ試して遊んでください。
◆オーブンが無ければ、フライパンやホットプレートでも焼けます。ひっくり返す事が出来ないので、必ずふたを用意してね。弱火でじっくり焼くと、下がカリカリ、上はふんわり。とてもおいしいですよ。
◆写真のピザは、私の代わりにウチの次女(10歳)が作ったものです。小さな子でも簡単に作れるので、気軽にチャレンジしてみて!
オリンピック、なかなか日本は不調のようですが、まだまだ!
家族でピザ作って、みんなで食べながらオリンピックを見て、応援!なんて、素敵。
(林美奈子 minaぱん工房主宰)
投稿者 Kosodate : 17:20 | コメント (10) | トラックバック
・・・なぁ〜んて、つまんないこと言いません。
私。やはり子供の頃から、食べ物で遊ぶのが大好きでした。
そして、そのお陰で、今の私があると言っても過言ではないのですから。
ウチの子供達は、どちらかといえばおとなしい方?で、外で遊ぶより家で絵を描いたり、粘土遊びをしたりする事が好きなのですが、遊ぶだけ遊んでは片付けもせずに「おなかすいた〜」などと言うので、「じゃ、片付けてからね」と言うと、決まって機嫌を悪くしたりするもんだから、几帳面でキレイ好きのダンナ様との間で、私もイライラがたまってしまい、このままではノイローゼになってしまう〜と、限界を感じていたある日、ふと思った。
「粘土練るなら、粉を練ろ!」
(安達祐実かい! しかも古っ・・・)
そうよそうよ!おやつ作りがてら、粘土遊びさせればいいんじゃ〜ん。
そうして始めたのが、お団子つくり。(そういや、だんご三兄弟とかも流行ってましたよね)
こねっこねっ♪こねっこねっ♪
まだ小さかった長女は、食べれる粘土っていうだけあってか、なんていう張り切り様 ! 大喜びで、ウサギやらネコやらお花やら。たっくさんの芸術作品を作ってくれました。
しかも、いつも油粘土や、紙粘土で作った作品の置き場に困っていたのが、お団子粘土なら「お腹がおもちゃ箱」という、特典付きだった! もちろんそこに片付けるスピードは、超速球。
グッバイ お片付け ノイローゼ&眉間の小ジワ。
今回のおやつレシピは、ちょっと変わったお団子レシピを考えてみました。
題して、「なんちゃってトリュフ&クッキー」
<材料>
トリュフ > 上新粉 200g 、 調整ココア 20g 、 水 160〜180cc
調整ココア(化粧用) 適量 、 好みで くるみ 適量
クッキー > 上新粉 200g 、 冷凍イチゴ10粒+牛乳=220〜230cc 、砂糖大3 、粒あん 適量
<作り方>
まず、なんちゃってトリュフの方ですが、
?上新粉と調整ココアを混ぜ、水を少しずつ加えながらコネ、耳たぶくらいの固さになるまでよくこねる。
?鍋にお湯を沸かし、こねた生地を一口サイズに丸めてゆでる。くるみを入れると、食感が楽しい。
?団子が浮き上がってから、1〜2分後たってから、網じゃくしですくい、ザルや網に並べて冷ます。(この時、冷水にはつけません)表面が少し乾いたところで、調整ココア(化粧用)をまぶす。
次に、なんちゃってクッキーの方は、
?解凍した冷凍イチゴを、ミキサーにかけたものを計量カップに入れ、牛乳を220ccの線まで入れ、砂糖も一緒に混ぜる。
?上新粉に、?を少しずつ加えながらコネ、耳たぶくらいの固さになるまでよくこねる。
?きれいに洗ったまな板等の上に、コネあがった生地をのせ、麺棒で1センチ弱くらいの厚さに延ばし、クッキー型で、好きな形に抜く。
?なんちゃってトリュフの?の要領でゆでる。茹で上がったら、お化粧はせずに、ザルや網に並べて表面を乾かします。(どうしてもべたつく時は、満とり粉をはたくと良い)
?粒あんを添える。
◆ なんちゃってトリュフで私が使った調整ココアは、ほろにがタイプのものですが、甘いミルクココアタイプのものでも良いと思います。
◆水分量は、分量にかかわらず、耳たぶの固さを目安にすると良いでしょう。
◆今回は、上新粉を使っているので、もっちりと歯ごたえのある、昔母が作ってくれたお団子のように仕上がっていますが、調整済みのお団子の粉や白玉粉を使うと、柔らかく出来ます。しかし、イマドキの子供は噛む回数が少なく、顎の発達や歯並び等に問題がある子供が多いようなので、(ウチも長女は顎関節症)出来るだけ、噛む回数が多い物を。と思っています。
今年は、子供と一緒に作った、和風バレンタイン なんて、いかが?
(林美奈子 minaぱん工房主宰)
投稿者 Kosodate : 11:24 | コメント (4) | トラックバック
はじめまして。
2月のコラムを担当させていただく事になり、また悦さんの後との事で、大変なプレッシャーを感じつつつつつつつ!私なりの子育て、そして自分探しなどを綴ろうと思いますので、よろしくお願いします。
19歳で、今のダンナ様に嫁としてスカウトされ、パチンコの戦利品であるペコちゃんのチョコレートをエサに、関東から九州まで、まるで「ドナドナ」のように揺られて来てしまった私。
初めて来た九州で、一番驚いた事。
川の流れが逆だ・・・そして寒い・・・
(川遊び大好き) (寒いの大嫌い)
そうなんです。関東では南の方角に海があるので、川の流れはもちろん南へと流れている。
しかし、ココ北九州では北の方角に海があるので、川の流れは当然逆の北なのだ。そして日本海側だから寒い。ひょっとして、神奈川よりも寒いかもと思う事すらあった。
そんな、ビックリだらけの九州の土地で、ダンナ様が会社に行っている間、友達もおらず、淋しくドナドナしていた私。
ドナドナドナドナ。 ドナ・・・・・
ドーナツが食べたくなってきたじゃん!
そんなこんなで、小さい時から好きだったお菓子作りに夢中になって、13年。今では12歳10歳5歳の三人の娘の母となり、お菓子なんて可愛らしい物を通り越し、日々「べしっ!ばしっ!これでもかっ!」ってな感じでパンをコネコネ焼いています。
今回は、そんなウチん家の、超簡単!超人気おやつを紹介しちゃいます!!!!!
題して、「恐竜(怪獣)揚げ!」
コレは、ウチの子ども達はみんな大好きなお菓子だが、特に恐竜大好きな三女が、ブチアゲ!トランス!狂気乱舞しちゃう揚げ菓子なのだが、実は私の実家に代々伝わる、親戚しか知らないお菓子。なので、コレといったレシピはないのですが、材料を計りながら作ってみたので、興味のある方は作ってみてね!
<材料と作り方>
卵・・・1コ 、砂糖・・・大さじ4 、牛乳・・・100cc 、バニラエッセンス・・・少々 、薄力粉・・・150g
ベーキングパウダー・・・小さじ1/2 、サラダ油・・・小さじ1
以上の材料を、書いた順番に混ぜていき、カレースプーンに半分くらいすくって、170度に温めた油に落とし、キツネ色になるまで揚げる。
ポイントは、変な形にする事。絶対にわざと作りこんではいけない。偶然性と想像力。コレをフルにつかって遊びながら食べるのだ。子ども達は、出来上がったヘンテコリンな揚げ菓子を、あちこちの角度から眺めたりして、「あ!コレはティラノサウルスだ〜!」とか、「こっちはキリン!」とか、「ガオ〜ッ!!」とか言いながらたべる。
私が小さい時、おもちゃは買ってもらえなかったが、このお菓子で十分だった。
ヒィ婆ちゃんから婆ちゃんへ。そしてお母さんから私に伝わったお菓子。少しずつアレンジされてはいるものの、昔と変わらない味。
子ども達にも、しっかり伝わっていますように!
(minaぱん工房主宰 林美奈子)