あっというまに今年度も終わりになってしまいました。先日職場の上司の送別会をしました。この上司は私が今の職についてから5年半ずっと面倒を見てくれました。その5年半の中には結婚、出産という大イベントがありました。好きな仕事を続けていけているのも家族はもちろん、この上司をはじめ同僚の理解と協力のおかげだなと改めて実感しました。
この3月はそんなことを考える時間が多かったと思います。それとこのコラム。公に自分のことを話すのはめったにないことなので、仕事の文章のようにちょっと他人行儀になったのがちょっと残念だと思っています。さっきパソコンを開いて写真を見ていたらひゅうの生まれた瞬間の写真が出てきました。妹が撮ってくれていて今更ながらなんか感動しました。ひゅうにも見せたらうれしそうに、「どこから来たん?」とか笑って聞いていました。そのとき一緒にうちの仁王とシモーンの写真が出てきたのでなつかしくなりました。最近犬猫と遊んでないな〜と反省しました。
年度内に終わらなかった仕事があり、気持ちを新たに新年度ってことになってないのが少々心残りなんですが、初心にかえって4月を迎えたいなと思います。コラムを読んでくださった方、コメントくださった方、管理人の皆様、良い機会を与えてくださってありがとうございました。国際結婚って、最初の事務手続きで面倒くさいこともあったので、特別大変と思ったこともありましたが、家族として生活をしていく上では、人間は人間。子育てを通してもっともっと色んな経験をしてたくさんのことを話しあっていきたいなと思います。
(ひゅうまま)
投稿者 Kosodate : 09:34 | コメント (2)
まず写真は、うちの生活を支える薪ストーブさまです。これがないと冬は越せません。
はじめはピカピカでしたが写真のとおり、いい味が出ています(汚い???)。昨日磨いてみたんですが…。一番左の丸いふたをあけて薪を入れます。ふたを閉めたままだとその上に鍋をおいて料理ができます。左から右に行くにつれて温度が低くなるので、強火から弱火まで大雑把な使い分けができます。夫はこの温度差をうまく利用して料理しています。私は始終強火派です。以上参考までに。
タイトルとまったく違うスタートでした。でもご近所では薪を使っている家庭も何件かあるようです。最近はうちのストーブをいいね〜と言っていたご近所さんが本格的なストーブと薪割り機を購入されました。この薪割り機のおかげでうちも助かっています。
引っ越したばかりのときは、まったく知らない人ばかりだったのですが、秋祭りの獅子舞の練習に夫が誘われて以来、家に遊びに来てくれる友だち、晩ご飯を食べに来る友だちができました。
この獅子舞の子ども太鼓に今年からひゅうも参加します。地区の獅子舞は長年つづいていますが、子どもがどんどん減っているために数年前まで太鼓打ちは中止されていたそうです。今は車で5分くらいの住宅地に住んでいる子どもたちにも参加してもらって、子ども太鼓を再開しています。去年の秋に3歳になったばかりのひゅうを連れて練習に行ってみましたが、たたいたのは最初だけ。あとはうろうろしていました。一回の練習で断念しましたが、お祭りの当日はちゃんとひゅうの分のはっぴと鉢巻が用意されていてとてもうれしかったです。ひゅうがこの土地で生まれてよかったなと思いました。ということで今年が太鼓デビューです。できるかな?
投稿者 Kosodate : 09:30 | コメント (4)
私たちは築100年を越えた民家で田舎暮らしをしています。
もともと夫はもちろん、私も親せきや知り合いはゼロの場所でしたが、空き家になっていたこの家を見つけて、勇気を出して持ち主に連絡をとりました。幸いなことに大変理解のあるご夫妻で、住んでもよい、さらにリフォームも大丈夫と言ってもらいました。
あれからもう5年が経とうとしていますが、ゆっくり変ってきています。
まず、犬がきました。番犬の意味もこめて名前を仁王にしました。翌年、犬の散歩のときに子猫がついてきて住みつきました。前回が和風だったので、シモーンという洋風の名前にしました。犬と猫はとても仲がよくいつも遊んでいます。それからひゅうが生まれました。ひゅうは、外国でも日本でもまったく発音が同じなので決めました。
他にも家についてはいろいろ変りました。まず、コンクリートばりの台所以外は、畳の下の床材が腐っていたので(リフォーム第一日目に床が抜けてはまってしまった私)、全部はがして中古の床材を敷き詰めました。それから天井も弱くなっていたので、はがしてよしずをつけました。掘りごたつを改造して囲炉裏をつくりました。台所に薪のキッチンストーブを入れて冬は薪で料理するようになりました。縁側を増築しました。家の敷地の外にご近所から畑を借りて野菜を作るようになりました。囲炉裏以外は、いろんな人の協力もあり、全部夫がやりました。私も電気のこぎりで木を切って物を作ったりできるようになり、何でも業者さんに頼んで作ったり直したりしてもらうという、結婚前の考え方から大きく変りました。
自然いっぱいの今の家に住んでいて良いと思うことはたくさんありますが、一番良かったなあと思うのは、妊婦時代です。まわりには散歩する場所がたくさんあるし、静かだし、何より、庭の草取りが良かった!暇さえあれば草むしりをしていました。陣痛から3時間の超安産で生まれたのは、あのうんこずわり(失礼!)のおかげだとひそかに思っています。
また、うちの生活は体力が要ります。薪割りは夫にまかせっきりですが、薪を並べるのは私もやります。薪運びも結構大変です。ひゅうも少しずつですが手伝いをしてくれるようになりました。去年は、畑の水やりをがんばってくれました。特にじゃがいもの収穫のときは、それは一生懸命でした。今年もどんな野菜ができるのか楽しみです。でもこう書いておきながら、「これからまた忙しくなるな〜」とちょっと恐ろしい私なのでした。
(ひゅうまま)
投稿者 Kosodate : 01:20 | コメント (6)
うちの子は、最近「ちょっと、まっちょって〜」「ひゅう、かっこいいんばい!」など語尾がかわいいです。
生まれる前は、私は日本語、夫は英語で子どもに話しかけようと話し合っていましたが、生まれてみるとそうはいかないものですね。一日のうち大半を保育所で過ごすひゅうは、日本語を聞き、話す方が自然です。
ダダ(父親)の母国語を話せないのは悲しい。そこで、家ではできるだけ英語を話すことにしました。私も喧嘩以外は英語で話し、ひゅうの耳が慣れるようにしてあげたいと思っています。それでもひゅうは日本語で話します。言っていることが理解できていても、まだ、どう答えていいのかわからないようです。そんな時ダダは、ひゅうの日本語に英語で答えています。英語→日本語→英語で意味は通じているというおもしろい会話です。
ひゅうの言葉がたどたどしかったときはうまくいっていましたが、最近のひゅうは筑豊弁をたくみに使うようになって、ダダにも理解できないことが増えてきました。ダダと私はこれからも英語で話しかけていきますが、ひゅうは両方の言葉を流暢に話せるようになるのでしょうか?まだ3才なのに心配しすぎでしょうか?
今年、カナダのグランマが遊びに来ます。グランマは日本語が話せないので、うちではほとんど英語になることでしょう。おしゃべり好きの彼女が1〜2ヶ月滞在したあと、きっとひゅうに変化があるはず。じっくり観察したいと思います。
せっかくなので、国際結婚のお友だちの家庭の例を紹介しますね。
フランスに暮らすイギリス人男性と日本人女性のカップルと1人娘。この家庭では、完全にお父さんは英語、お母さんは日本語だけ話します。一度、パパと当時3才の女の子だけ、泊りがけでうちに遊びに来たことがあります。その子はうちの夫に対しては英語、私に対しては日本語、とちゃんと使い分けができているのでした。さらに、フランスでは、近所の人とは仏語で話すそうです。子どもの能力ってすごいって実感しました。
(ひゅうまま)
投稿者 Kosodate : 12:44 | コメント (5)
こんにちは。3歳半の息子ひゅうのママです。短い間ですが、どうぞよろしく。
子育ての話・・・となるとやっぱり、うちの国際結婚の話をまずしなければ。
夫は日本在住16年のカナダ人です。カナダより日本の方が好きで、一生日本に暮らしたいと言っています。それなら早く帰化申請したら、いろいろスムーズになるんじゃないかな・・・と思うのですが、腰は超重く、いつになるのやら・・・。戸籍上は、家長で日本人の私は、書類関係を一手にやっています。外国人はローンが組めない、クレジットカードを作るのは難しいってご存知ですか?税金は払っていますが、選挙権はありません。
ついでに、国際結婚は夫婦別姓が基本ということを知っていますか?婚姻届を出すときにもう一つ届けを特別にすると同じ姓を名乗ることができるのです。いろんなカップルがいると思いますが、うちの場合は、家族みんな同じ名前がいい、というような単純な理由で同姓にしました。結婚以来、私、仕事の電話で「日本語がとてもお上手ですね〜」なんて何十回も言われています。ちなみに、ひゅうには、もうひとつの名前「ヤルマール」がくっつきます。夫の家では代々男の子が父方の名前を受け継いでいるのです。夫もチャールズのあとに2個もついています。
ひゅうの国籍は、日本とカナダで、大人になったときにどちらかを選べます。出生届けは地元の役場とカナダの領事館に出すのですが、なんと実はまだ領事館の方に出していません。夫に言わせれば、いつでも大丈夫ということですが、そのいつでもはいつまでのいつでもなんでしょうか?生まれてすぐに一緒に福岡の領事館に行きましたが、やりとりはいたってカジュアルで、夫も急ぐことはないというのであまりしつこく聞くのをやめました。日本の役所とはかなり違いますよね?もしも、これを読まれて、このような事情に明るい方がいらっしゃったらぜひ教えてください。夫を疑うわけではありませんが・・・
こんな感じでかったーい滑り出しになってしまいましたが、結婚・出産・子育てをうちの夫と経験することでいろんな意味で今まで目を向けていなかったことに気づくようになったよ、てなことも合わせて、以後つらつらと書いていければなと思います。
(ひゅうまま)