ふくおか子育てパーク

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2006年07月04日

「一番大切なのは・・・」

 梅雨になり、ずいぶんと暑くなりました。
  この週末、暑さに負けてついに買ってしまった「ソフトクリームメーカー」を使って、娘と妻と私で初めてソフトクリームを作ってみました。作り方はとても簡単で、牛乳と生クリーム、ゼラチン、砂糖を混ぜ、キンキンに冷やした容器に入れてまた混ぜるだけ。しかし、実際に混ぜて入れてみると、果たして本当に固まるのか微妙な感じ・・・。うまくいくか心配しつつ、ぐるぐると混ざるのをみんなで見守っていると、15分ほどしたらちょうどよい具合に固まったソフトクリームができました。食べてみるとまさに生クリームの味!(笑)
お店で売っているものに比べると何かが足りないようでしたが、これはこれでおいしい。娘は大喜びで「明日はチョコレート味にしようよ」とやる気満々でした。娘はデザートやご飯作りが「楽しい!」と感じてくれているようで、親としてもとても嬉しいです。

  さて、これまでいろいろと書いてきたのですが、子どもを育てる上で一番大切なことは何でしょうか。
「子どもの目線で話すこと」や「一人の人間として接すること」等、これも十人十色、きっと人によっていろいろですよね。

  私は、これまでいろいろと考えてきて、やはり親が『愛情』を持っていることが一番大切だと感じています。子どもに愛情を感じない親などいない。みんな、子どもに幸せになってほしいと思っているでしょうから、『愛情』が大切だなんて当然のことなんですけどね。

  しかし、親の我が身が一番大切で、子どものことは考えていない、と思われるような行動を見かけることがたまにあります。それでも子どもにとって親は親ですから、どんな仕打ちを受けても、泣きながらでも親についていきます。

  そういうシーンをみると考えてしまいます。かくいう私自身も、その人のことを言えるレベルではありません。仕事で悩んでいるときなど、時には子どもにひどい接し方をして、自己嫌悪に陥ったりすることもあります。そんなではいけないと思い、幸せな我が子と自分達をイメージしながら、日々自分とも格闘しているのが現状です。

  そんな『愛情』を持った上で、ではどうやったら子どもは幸せになれるのか、どういう人間に育っていけばいいのか、我が子の到達してほしい人物像を描き、それに近づけるよう日々接し、育てていく。結果は将来しかわかりませんが、そう取り組み続けることで、よりよい人間へと成長していくことができると思います。親も、子も。

  幸い、娘は笑顔が多く、5ヶ月になる息子も笑っていることが多いので、我が家は日々幸せです。これからも、ずっと笑顔でいられるよう、毎日を大切に子も親も楽しく努力していきたいと思っています。

(企業人事担当 安東政彦)

投稿者 Kosodate : 09:32 | コメント (6)

2006年06月18日

「よりよくする意識」

今週は娘の7歳の誕生日。
ということで、日曜の午前中に家族みんなでバースディケーキを作りました。
娘と私で粉や砂糖を量り、娘がテーブルの上を散らかしつつしゃかしゃか混ぜ、
焼くこと27分。
少し焼きすぎ焦げてしまいましたが、クッキーのような匂いのスポンジができあ
がり、妻と娘でクリームを塗り、フルーツをてんこ盛りにして完成です!
「なかなか美味しくできたね〜」などと3人で話しながら食べました。
ケーキ屋さんのケーキも勿論好きですが、家族イベントのケーキはみんなで作っ
た方がその過程も楽しめ、記憶にも残り、とてもいいんじゃないかなと妻と話を
していました。

さて、私は企業で人事を担当して11年になります。
企業にいて分かってきたのですが、どんな企業においても、最低次の二つのこと
を求められます。

(1)顧客に求められる価値の創出
  メーカーなので、売れる製品・サービスを作る・提供すること
  実際に売れること
(2)利益の獲得
  今日・今月会社を維持するためのお金(原材料購入費や賃金等)をまかなえ
る利益を出すこと
  将来も会社を継続するための投資(設備や研究開発)に必要なお金を得るこ

この両方ができなければ企業は遅かれ早かれ倒産してしまいます。
勿論、他にも「株主への配当」「取引先や社員の満足度向上」「社会貢献」等、
企業に求められることは多々ありますが、最低限と言えばこの二つに集約される
と思います。

では「この二つを達成するために何をしなければならないか?」
具体策は企業によって様々ですが、共通するのは決めたことを「実行すること」
そして今やっていることを「よりよくしていくこと」だと思っています。
このため、この「よりよくしていくこと」が社員全員に求められるのですが、そ
のレベルは個人差がとても大きいです。
ある人は、常にベターな方法を追い求め改善したり、新たに試み、今までやって
きたことを完全否定することもさほどいとわず変えていきますが、ある人は決め
られたことをする以外考えたことがない。
社員の育成をしながら、どうしてこれほどまで差があるのかといろいろと考えて
しまいます。
結局その原因はいろいろなのですが、親の影響も否定はできないでしょうね。
会社を、そして社会を「よりよくしていく」のは我々の世代の役割でもあり、次
世代の子の役割でもあります。
そう思うので、何についても「よりよくしていくことの大切さ」と「よりよくし
ていくことの楽しさ・おもしろさ」を大人の社員だけでなく、子供にも説き、実
際の日々の生活の中で自ら感じ、腑に落ちるようにしています。
これを繰り返し、広めることで、きっと社会はよりよくできるんじゃないかなと、
大いに楽しみにしています。
笑えるほど単純な考えですけど、世の中は案外そういうものかもしれません。

(企業人事担当 安東政彦)

投稿者 Kosodate : 23:44 | コメント (3)

2006年06月13日

「いつも意識していること」

 今日は家族四人で花火をしました。
昨年の残りの、普通の手持ち花火や線香花火だったのですが、娘は大喜び!
4ヶ月の息子も不思議そうに見ていました。
この花火、もし自分一人でやったとすれば何でもないことなのですが、子供の笑
顔があるとこんなことでも大いなる喜びになります。
育児は大変ですが、この上ない喜びも多く、子がいてよかったなとしみじみと思
います。

 「あなたは、どんな子に育ってほしいですか?」
こう訊かれたら、皆さんは何と答えますか。

 「優しい子になってほしい」とか「野球選手!」等、親によっていろいろありま
すよね。
私もいろいろな希望があるのですが、特に「自分で深く考え、判断できる人間に
なってほしい」と思っています。
そのために、小学校1年の娘について、私が意識し、注意しているのは以下の点
です。

1) 「相手の立場や気持ちを理解すること」 
 この世の中で一番難しいのは、人間関係です。
そして、この世の中で一番大切なのも、やはり人間関係だと思います。
その人間関係の基本にあるのは、相手の気持ちを一緒に感じることのできる「共
感」で、共感して初めてコミュニケーションが始まります。
人間って、最初に共通点を探して、それから共感し、会話が弾み始めるんですよ
ね。
もし相手に何の共感も感じなければ、満足できる人間関係はなかなかできません。
その共感の第一歩として、娘が友達に対して何かよくないことをしたときは「○
○ちゃんはどう思ってると思う?」などと「相手の立場になって考えるよう」話
をして、考えさせています。
相手の立場に立って考えることができれば、自然と優しさも身につくと思います。

2) 「親の考えを押しつけず、自分で考えること」
 例えば娘が片付けをせず散らかしっぱなしにしているといった、正しくないこと
をした場合、「片付けなきゃいけないでしょ」とストレートに「正しい行動」を
指摘して、改めさせることはできますが、大抵また散らかしっぱなしで、解決し
ていないように思います。
やはり、自分の頭の中で考え、自分で導き出した答えでなければ心に残らず意味
がないようです。
このため、時間はかかるのですが、問題が発生した際には娘自身に考えさせ、答
えを導き出させるようにしています。
うまくいくとは限らないのですが、時間がかかってもこれはやっておかなければ、
永遠に問題が解決しないので、娘が考え出せるまで辛抱強くやるようにしていま
す。

3) 「決めたことを、さぼらず継続できるようにすること」 
 現在娘には絵日記を書いてもらっています。
何事でも、日々継続することは大変なことですが、これも小さい頃から慣れさせ
ていくことで、身についていくのではと感じています。
疲れて眠く、結局できなかった日もあったりして、まだまだ試行錯誤中ですが、
継続が身につくように努力しています。

 これらのことは、案外大人でもできてなかったりしますよね(苦笑)
それを子供に求めるのは酷という意見もあるかもしれませんが、案外先入観がな
い子供の方がスムーズに身につくような気がします。
皆さんはどんなことを意識して、育児をなさっていますか?

(企業人事担当 安東政彦 )

投稿者 Kosodate : 14:46 | コメント (4)

2006年06月06日

「大人の役割」

「子供を育てること」はとても大切なことですよね。
でも「どう育てるか?」については、それぞれの親で十人十色の考えがあります。
他の方は、自分の子供が将来どんな人間になっていてほしいのでしょうか。
そして、そのために何を考え、どのようにして日々子供を育てているのでしょうか。

父親になって約7年。
現在、小学1年生の娘と4ヶ月の息子がいます。
会社に同年代の子持ちの男性同僚が何人かいるので、子供に関して話すことがあるのですが、どうも周りの男親は育児に関しては何も考えてなく、日々その場を対処しながら過ごしているに終始している印象です。
男性の育児参加が叫ばれていても、やはりまだまだ母親任せが多いのが現実でしょう。
お母さんは本当に大変だと、つくづく感じてしまいます。

今はそう考える私ですが、やっと育児のことを真剣に考え始めたのは、もう娘が4歳の頃でした。
それまでは情けないことに、自分の仕事や人間関係で手一杯で、娘のことを考えているようで、結局母親任せ。
しかしそれでは、奥さんはノイローゼになってしまいますよね。
私の場合、妻も仕事をしていましたので、妻に仕事も家事も育児も何もかも任せた状態でずっと負担をかけてました・・・
あの忙しさで妻が精神的に壊れなかったのは、奇蹟でしたね。

父親はどうしても仕事が人生のメインになりがちです。
ユニクロの柳井社長はあるインタビューで「仕事を真剣にやろうと思ったら、家庭生活とバランスを取るのは難しい」と答えていましたが、事実ですしね。
夜仕事から帰り着いたら9時過ぎでは、もう子供は眠ってます・・・

ですが、大切な将来のため、それを担う次世代の人材育成として、子供を育てることはきっと一番大切な大人の役割なんだと今は思っています。
父親も週2日程度でいいので5時で退社できれば、きっとまたもう少し、よりよい社会になる気がします。
企業の人事担当者として、仕事と家庭生活のバランスは、とても考えさせられます。
これを意識しながら、よりよい会社、社会を同時に目指していかなければと思っています。

(企業人事担当 安東政彦)

投稿者 Kosodate : 23:30 | コメント (5)

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