ふくおか子育てパーク

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2010年12月14日

第4話「パパを片付け上手にする方法」

 子どもが片付け上手になるかどうかは、両親の肩にかかっていると言っても言い過ぎではないと思います。なぜなら、子どもは親の背中を見て育つと言います。子どもは家の片付け状況をしっかり見ているのではないでしょうか。みなさんのお宅ではどうでしょうか?
 両親のどちらかというと、パパさんが片付け下手という家庭は多いように思えます。
 今回は私の体験も含め、「パパを片付け上手にする方法」をご紹介します。と言っても、片付けられないのは生活習慣病みたいなもの。結局は本人の自覚次第ですが、少しでもお役に立てればという感じです。
 まず始めに言えるのは、片付かない人というのは片付いていない状況に甘んじていますので、意識改革が必要になってきます。子どもに多少なりとも関心のあるパパさんでしたら、「子どもに示しがつかないので片付けて欲しい」とママからお願いしてみて下さい。やさしく(笑)
 この「やさしく」が重要だと思います(うちでは「やさしく言っても聞いてないでしょ」と言われてしまうのですが・・)。

 それから多くのパパさんは、仕事と関連づけると効果があります。
 家庭で片付け・整理ができないという事は、外でも同じような事をしているものです。
 片付けられない、整理ができないという事は、探しもので無駄な時間を費やしている事が片付いている人よりも多く、頭の中も整理できてない可能性は大いにありえます。
 本人は片付いていなくて大丈夫と思っていても、上司や同僚から仕事が上手でないと思われているかもしれません。パパにとってというより社会人にとって、そう思われることは好ましいことではありません。家庭で片付け・整理を意識することがスキルアップに繋がるかもしれないのです。

 言葉では簡単に言っていますが、この意識を変えるというのが一番難しく、私自身も収納の商品開発という仕事で整理収納について研究をしていなかったら、今でも妻から「片付けて!」と怒鳴られ…いやお願いされていたことでしょう(冷汗)。

 今年、子ども達が車内で焼死するという悲しい事件がありました。ニュースによれば、車内のゴミになんらかの形(恐らくライター)で火が燃え移ったといいます。
 私はそのニュースを聞いて、すぐ車内の清掃をしました。
 その後、ある子どもへの虐待事件がありました。それは、夜遊びする若いママが幼い子どもを餓死させてしまったという事件です。ニュースでその事件のあったベランダが映されましたが、ゴミ袋が積まれて雑然としていました。
 知り合いから聞いた話ですが、リポーターで有名な東海林のり子さんは、事件のあったマンションの外からベランダを見て、どこが事件当事者の部屋かわかるそうです。

 片付け・整理状態というのは、その人の精神状態をも表していると思います。上記の事件はよくある話ではないかもしれませんが、気を抜くと他人事ではないと思います。

 さて、ここまで読んで少しは片付け・整理にパパを巻き込んで一緒に向き合ってみよう! という気になって頂けたでしょうか?
 すぐには、片付け上手にはならないものです。ひとつずつやっていくのです。コツを言えば、「とりあえず置く」という行為を改めることです。
 人生何十年、片付けなくても大丈夫、気にならないと思い続けた私もここまで変われたのです。きっとパパさん方も変われます。

 4回コラムを連載させて頂きましたが、この間、私も色々なことがありました。
色々とお伝えしたいことがありますが、なかなか文章にするのも簡単にはいかず、モタモタとしていたように思います。
 拙い内容のコラムにお付き合い頂きありがとうございました。
さて、私は家族公認のイクメンになれたでしょうか? ・・まだですか・・ はぁ・・
日々精進。

オススス絵本:「さあ!おかたづけ」小学館、「ねないこだれだ」せなけいこ

講演・コラム・整理収納に関するご相談は 
Mail:shourikm@able.ocn.ne.jp           
Blog: http://shourikm.yoka-yoka.jp/
(日本でも唯一!?)イクメン整理収納アドバイザーのぐりん
(ハウスキーピング協会認定 整理収納アドバイザー1級)
普段は収納などの商品開発をしている3児の父親です。

九州で活躍するイクメン達の飲み会後写真

九州で活躍するイクメン達の飲み会後写真
(左最奥のぐりん)

投稿者 Kosodate : 10:00 | コメント (4)

2010年11月30日

第3話「わが家の子どもの片付け」

『子どもの片付け』! それはなかなか難しいテーマなのです。

子どもの片付けについて研究する為に色々と本を読みますが、諸説あり、どれも正しく、絶対こうだと言い切れないところがあるように感じています。
 そこで今回は、一つの参考になればと思い、わが家のことをご紹介したいと思います。

わが子ども達は男男男の三児ですが、妻からは私も含め四兄弟だと冷ややかに言われています。今、長男が4歳、次男が2歳、三男が6ヶ月で長男次男は遊びたいざかりで、いつもおもちゃをひっくり返して遊んでいます。それはそれは大変なめちゃくちゃぶりですが、実は最近は片付いていることも多いのです!
 
 私は勝手に子ども達がパパを少し見習うようになったのかとか、「出した人がしまうんだよ」「片付け上手は生き方上手」と言い続けたから少しは影響したのだろうと思っていたのですが、どうやら妻の話を聞くと少し違うようです。いや全然違うようです。(私の影響は0ではないハズ・・・)
 聞いてみると、どうやら妻が掃除をしている時に「(床に置いているおもちゃ)いらないなら捨てるよ〜」と言って積み木を掃除機で吸い込んだところ、長男が大泣きしたそうです。それからというもの、掃除機をかける前やゴミ出しの日に「片付けなきゃ吸い込むよ」と言うと片付けるようになったようです。余程、吸い込まれたくないのでしょう。
 次男はというと、「にいに(兄)が片付ける」なんて言って兄ちゃんにまかせようとします。ところが!そんな次男でも、先日、ママから片付けるように言われ、「かたづけ〜」と鼻歌を口ずさみながら片付けているのを目撃しました!ちょっとそれには驚きました。
 そして、片付けるとしっかり妻が褒めています。(私も承認するようにしてますよ)

収納

★わが家では、「積み木」「大きなおもちゃ」「その他おもちゃ」と大きく3つに分けています。1歳6ヶ月でも分けて片付けることができるようです。

 そこであらためて思ったのは、特に幼少の子どもにはアメとムチが有効だということ。
 家に帰ってきたら手を洗うことを躾けるように、出したら片付けるという事をしっかりと教え込む事が大切なんだと思いました。それとあまり完璧を求めないということも大切なようです。因みに整理収納アドバイザーのテキストには「片付けなさい」と言うのは禁句とされており、具体的にどうするか指示する(例えば、要るものは右へ、要らないものは左へ置きなさい)とあります。わが家では思い切り「片付けなさい」と言っておりますが、言い方というのは年代で変化させていけばいいのだと思います。
 私がよく使う「片付け上手は生き方上手」はまだ理解するには早く、効果が無いというものです・・・(ちょっと洗脳したかっただけ〜)
 この件では、あらためてママ力を思い知りました。でもパパ力を発揮できるところもあるハズ。子は親の背中を見て育つというので、パパとしては自分の身の回りをしっかり片付けておかないといけないですね! 妻からはまだイクメンと認めてもらえないのかな〜

          〜イクメン整理収納アドバイザーのぐりん〜

投稿者 Kosodate : 08:44 | コメント (5)

2010年11月19日

第2話「本の電子書籍化に物申す」

最近、本の電子書籍化に加速がかかってきたように思います。
整理収納アドバイザーとしては、家からものが無くなるということは、その分有効な空間が生まれるので大賛成でございます。
 しかし、本当に本は家に無くてもいいかというと、それはNO!と言いたいです。
それが、卒業アルバムでしたらなお更だと思います。

 先日、中・高生のアルバム作成をしているカメラマンの友人から電話があり、韓国が卒業アルバムを電子書籍化するという流れを受け、担当している学校でもアルバムの電子書籍化を容認する雰囲気が出てきたが、どう思うかと感想を求めてきました。その時、以前私がブログに書いたエピソード(詳しく知りたい方はこちらhttp://shourikm.yoka-yoka.jp/)を思い出し、本にメッセージを書いて友達に贈った女の子の話をしました。

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  お別れだけど、いつか世界のどこかで会えるよというメッセージですが、いつか本当に出会った時は感動すると思うのです。感受性豊かな子どもにとっては宝にもなる本もあるのです。
 それが、卒業アルバムとなると尚更のことで、友人の会社が作るその卒業アルバムは級友がメッセージを書きあう為の白紙のページがあるというではないですか!これは電子書籍化にはない、利便性では生まれない利点と言えるでしょう。
 本が電子書籍化すると絵本の読み聞かせにも臨場感が出ないのではないでしょうか。イクメンにとっても危機的なことです! 便利になることや、ものを増やさない為に工夫されるということはいいことですが、ひきかえに何かが失われるのは寂しく感じます。今回は電子書籍化についてでしたが、これからの時代の子ども達の豊かな心はもちろん、利便性の波にのまれた大人達の心も失われないようにしたいものです。

投稿者 Kosodate : 10:00 | コメント (4)

2010年11月06日

第1話 『私はイクメンか?』(イクメン整理収納アドバイザー)

初めまして。3児(男・男・男…)の父親であり、自称・イクメン整理収納アドバイザーのぐりんです。長男が4歳なので、父親としてはまだひよっこです。

さて「イクメン」を名乗るにあたり、自分がイクメンと呼ぶにふさわしいのか、イクメンとはそもそもどういう定義なのか?と疑問に思い調べたところ、イクメン専門雑誌「FQ」にはこのように書いてありました。
『自分を含めた家族の幸せの最大化と自分の最優先ミッションに掲げる父親のこと。仕事・家庭・社会、そして自分自身をバランスよく大切にし、家族から尊敬される存在でなければならない。また、そのような父親になろうとする男性に対し、応援の意味を込めて使われる呼称』

なるほど!色々な方がイクメンの条件を挙げておられますが、絶対こうだという定義はないみたい。ただ、共通点はあるようです。この定義の中で「家族から尊敬される存在でなければならない」とありますが、果たして私は尊敬されているのだろうか?少なくともそのような父親になろうとしている男性ではあるのでセーフか…。

今回はイクメン?のぐりんの休日の出来事を紹介します。
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先日の23日(土)、県営の「農業総合試験場」のイベントに家族で行ってきました。実は、このイベントを知ったのは当日の朝で、この子育て支援ホームページからでした!

 この試験場で試作したお米などの農産物が試食でき、イモ掘りが無料で参加できる!このイモ(サツマイモ)堀が今回の最大の目的です。
会場に行ってビックリしたのだが、ファミリーが総勢300人程いたこと!大人気ではないですか。早速イモ堀を始めましたが、小さなスコップでは非力な子供はうまく掘ることができず、私が職員さんから大きなシャベルを借りて掘っていました。すると、それを見た隣の奥さんからも頼まれて掘ってあげると、なんと我が家のイモよりも大きなイモがゴロゴロ出てくるではないですか!さらに、その様子を見た小学生の団体が次から次に「掘って掘って」と頼んでくる。子供の笑顔にはかないませんね。

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大汗をかきながら15人分くらいは掘ったでしょうか。それも、我が家のイモよりも大きいのばかり。妻からは、どうしてうちのイモの方が小さいの!と冷たい目で見られましたが…。

分け隔てなく、たくさんの子どもたちの笑顔に貢献できて、少しばかり自己満足でした。我が家も、スリムなイモばかりではあったけど2袋分いっぱいにイモを手に入れることができました!
一仕事終えてホッとしたい気分でありましたが、やっぱり遠い駐車場までイモを運ぶのも父親の仕事なのでした…。
子どもたちは、少しは私を尊敬の眼差しで見てくれたのかなぁ・・・ ふぅ。

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今回の休日の働きだけではイクメンにはなれないのでしょうかね、いや希望としては今すぐにでもイクメンと言われたい!

 せめて、子どもや妻には認めて欲しいところですが、妻には「まだまだ」と言われてしまいました…。  まだですか… はい。

投稿者 Kosodate : 13:00 | コメント (3)

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