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こんにちは!ワーク・ライフ・バランスについてのコラム、シリーズ第3回目は企業や行政の両立支援についてです。
働きながら家事・育児をするということ、つまり朝起きてから夜寝るまでの間ずっと、休む間もなく家事・育児、仕事をする姿はまるでマラソン選手のようですね。1人で走ると大変ですが、伴走者(家族や職場仲間)や沿道からの声援(行政や企業の支援)があると状況はずいぶんと変わってきます。
近年、行政や企業でもワーク・ライフ・バランスのための支援が充実していることをご存じですか。行政での支援は各市町村で異なりますが、児童手当や一時保育、病児・病後保育、就労支援プログラムなど施策は様々です。また企業でも短時間勤務や在宅勤務などの柔軟な勤務制度の他、企業内託児所や子連れ出勤の許可など、業界や職種により異なる制度がいろいろと用意されています。
現在お勤めの方は、会社の支援についてぜひ人事労務担当者などの担当者への確認を、また求職中の方は、就職したいと思う企業の支援の取り組みについての情報収集をオススメします。“福岡県「子育て応援宣言」”(トップが子育て支援を宣言)や“くるみんマーク”(少子化対策の一環として、子育て支援などへ積極的に取り組む企業が取得できる認定証)などの有無をはじめ、ホームページや機関誌に取り組みを記載されている企業も多くあります。
今はインターネットで多くの情報が簡単に手に入る時代ですが、実際に出向くことも重要で、その場に足を運ぶことで得られるものの中には、拡散をしていない情報や利用者の声など貴重なものもあるようです。日頃からアンテナの感度を磨いておくことが、自分に必要な情報収集につながるはずです!
次回は、最終回。“幸せなワークライフバランスとは”です。
(小川美里)
投稿者 Kosodate : 09:00 | コメント (2)
今までつらつらと考え無しに書いてきた子育てコラムを、最後くらいは少し考えながら書こうとしたら、筆が全く進まず・・・私はやっぱり何も考えずに生きた方がスムーズにいくタイプかもしれません。というわけで、最後もやっぱりつらつら書きます。
第1子をこんなに(毎日ヘロヘロだとしても)ゆるく育てることが出来るのは、私に子育ての予行演習をさせてくれた甥っ子のおかげです。2歳まで、とある理由から私の実家にいた彼は、それまで会話のなかったジジババに笑顔と話題を与え、家の中の雰囲気を明るくしてくれました。「子はかすがい」とはよく言ったもので、うちの場合は「孫は強力なかすがい」でした。本当に、我が家に天使が降りてきたと神様に感謝したものです。その甥っ子が2歳を過ぎた頃、保育園入園を機に両親の家に戻り、私は結婚し家を出たため、以前よりも会う回数が減りましたが、私に子どもが生まれても、やっぱり可愛い奴です。
彼には発達の遅れがあります。それは、先天性のものなのか、環境のせいなのかは不明です。そのことで自分の思いがうまく言葉にできず、今まで辛い思いをしてきたかもしれません。本当は、何かほかに言いたいことがあったけど、ずっと我慢をしてきたのかもしれません。しかし、それも彼にしかわからないのです。彼のコミュニケーションが少し周りと違うなら、それに合わせた目線に立つことで、「どうしたら彼の育ちにとって最善なんだろう。」と、それをいつも考えています。コミュニケーションをとることが、社会性を身につけ、また情緒を安定させるんだということを彼が自分の人生をかけて教えてくれている気がしています。「伝える」という行為がどれほど大切で、また言葉の持つ力がどれほど大きな影響を与えるのか、大人の私たちは本当に考えなければいけないと思います。
「子育て中のママ、イライラ順調よ〜」でおなじみの私の大好きな子育てアドバイザーK先生は、「子どもは大人の真似をして育つ。私たちにできることは、子どもに生き方を教えてあげることなんですよ。」と言われていました。私は、私の生き方を息子や甥っ子、この子たちと関わる全ての子どもたちに伝えていきたいと思っています。しかし、ズボラな私はむしろ「伝える」ことしかできないのかもしれません。ズボラでも丁寧に伝えていきたいものですね。「息子や甥っ子が全身全霊をかけて発している言葉を、そしてその言葉には力があることを、その力は人の心を動かすということを」私なりの生き方を通して伝えていけるようにしていきたいものです。
田川地区子育てネットワーク『たんたん』/子育て市民活動サポートwill (mame)