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こんにちは!ワーク・ライフ・バランスについてのコラム、シリーズ第2回目は“子どもが病気になったら”です。
ワーキングマザーなら誰しも1度は悩む子どもが病気の時の対応。よく話に聞くのは、「仕事は休みづらいし、かといって人に預けるのも子どもが可哀想。」という、いったりきたりする気持ちです。皆さんはどのようにして対応されていますか。
私は勤務先でワーク・ライフ・バランスを担当して8年目になりますが、両立がうまくいっている人たちにはある共通点があるようです。それは職場でも家庭でもコミュニケーション上手であること。これらは実は、意識すれば誰でも身につけることができます。
具体的に言いますと、職場では日頃から可能な範囲で自分のプライベートについて意識して話すようにします。例えば、子どもの成長(言葉を覚えたなど)や保育園の行事など何でも構いません。これにより親近感を持ってもらうことができます。そしてそれらとは別に、必ず伝えておくべきことがあります。それは、急に休む可能性がある場合です。例えば、子どもの状態がいつもよりも少し変だと感じた時や園でインフルエンザが流行しているといった時。予め想定できることを上司や同僚に伝えておくことで、周囲にとっても“もしも”への備え方が違ってくるのです。更にもう1つ。子どもが病気になったからといって最初に自分が休むのではなく、まずは病児保育や家族・親戚、ベビーシッターなど周囲の支援や制度を利用し、それらも難しい時(病児保育に空きがない、制度が利用できない)に自分が休むようにします。これにより子どもが病気になった時に仕事を休む回数がぐっと減ります。そしてリスク管理から職場での信頼も深まり、結果として仕事の休みづらさの軽減へと繋がっていくのです。
もちろん、家庭でも情報提供は念入りに。夫婦で仕事の繁忙期や出張などの予定を共有しておくことで、どちらかだけに負担がかかることもぐっと減ってきますのでお試しいただけたらと存じます。
次回は、企業や地域の支援についてです。
(小川美里)
投稿者 Kosodate : 10:06 | コメント (1)
寒い冬がそろそろ終わりを告げ、近所の桜も少しずつ咲いてきました。春です。mameです。ご無沙汰です♪残り2回、気を引きしめて頑張ります。
さて、私は、子どもの頃から年中アレルギー性鼻炎なのですが、この時期は花粉が大敵です。そんな私から生まれた息子もきっと何かしらのアレルギーの持ち主だろうと覚悟を決めて検査を受けたところ、卵アレルギー(卵白)でした。やっぱり・・・。数値は低いものの、私が食べたものがそのままおっぱいになるので、1歳になるまでは私も卵を断ち、俗に言う完全除去をしました。すると彼の肌はつるつるすべすべに。とはいうものの、この世の中、卵が入っている食品の多いこと多いこと!そして、卵の入っているお菓子に限って美味しいこと美味しいこと!!私たちは卵の恩恵をすこぶる受けていたんだと実感しています。
検査を受けて半年以上たち、1歳も過ぎて、「そろそろ私も卵を食べてもいいかな〜。」なんて思い、たまに食べても息子は湿疹も何もでなかったので、「お!だいぶ軽くなったかな、近い将来少しずつ卵黄から試すのもありかな。」なんて前向きに考えていました。
そんなある日、いつものように息子と台所に立ち、今日は何の手伝いをしてもらおうかな〜と考えながら、一緒に卵を溶いていました。「口に入らなければ大丈夫だろうし、手についたら洗えばいい」と思い、じゃかじゃかじゃかじゃかしていたら、まぁ案の定、手を突っ込みだしたので手伝い終了。即座に手を洗い、遊んでいたら、見る見るうちに目や顔が腫れてきました。そう、手を洗ったのにきれいに落ちていなかったのか、手で顔をこすったため、見事にむくんでしまいました。急いで、かかりつけの病院に電話して状況を話すと、「呼吸困難までいかなくて、機嫌も良いのなら、もう少し様子を見てください。どんどんひどくなるなら救急へ。」と言われ、少し落ち着きを取り戻しました。実は、その日は前々回に書いた年末の怪我の嵐だった中日(なかび)と言う事もあり、連日救急に連れて行くのも気が引けていたのです。結局、時間が経つと腫れもひいたので病院にも行かず、卵は再び禁止になったのでした。
田川地区子育てネットワーク『たんたん』/子育て市民活動サポートwill (mame)
投稿者 Kosodate : 09:38 | コメント (0)
はじめまして。家事・育児、地域のボランティアをしながら、北九州市内の病院で働いている小川と申します。今回から4回シリーズでワーク・ライフ・バランスについて感じていることをお話ししていきたいと思います。
ワーク・ライフ・バランスという言葉をご存じですか。実はこの言葉、欧米で1990年頃から使われるようになったもので、日本では仕事と生活の調和と訳されています。仕事と生活(家事、育児、介護、趣味など)をどのように両立し、バランスをとっていくか。特に女性は結婚、出産といったライフイベントに左右されやすいと言われていますが、考え方や工夫次第で解決できることも多くあるように感じます。
その一つにパートナーである夫の協力があります。夫婦生活は共同生活であり二人のものですが、どうしても固定的役割分担(家事や育児は女性が担うもの)という思いこみから抜けきれないところがあります。どのようにして夫の協力を得るのか。その答えの一つとして、手伝うのではなく主体的に関わることが挙げられます。我が家では、家事は得意な方が担当します。料理や整理整頓は私、洗濯やアイロンがけは夫。「これ手伝って」というのと「あなたに任せるね」というのでは受ける印象が違います。これは仕事と同じで、補助的にしている時よりも一人で任せてもらえた時の方が積極的になり責任感も生まれます。そして連帯感から夫婦の絆も強くなるなど、メリットは沢山です。夫婦だけでなく実家など家族の協力があれば、更に気持ちも楽になりますね。
次回はワーキングマザーなら誰しも一度は考える“子どもが病気の時”についてです。
“お読みいただけますと嬉しいです”
(小川美里)