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第2話 目指せ!ズボラ母ちゃん〜出産編〜

2012年10月24日

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妊娠7カ月の頃、切迫早産の恐れがあり、総合病院への通院を余儀なくされました。病院に行くたびに、「検診の時はいつでも入院できる準備をしてきてください。」と言われ、よくわからないままお腹に機械を付けられ、状況がおもわしくない時は点滴をうたれ、不安だらけの数カ月でした。しかも、絶対安静(涙)。病院嫌いな私が毎週よくめげずに通ったなぁと思います。以前の私なら、途中で「もういっかな〜」と、通院しなくなるのがオチですが、命を宿すと人って変わるものですね。
色々ありながらも、臨月を迎え、担当医から「どうする?助産院に戻る?ここで産む?」と聞かれた時は、語尾にかぶせるようにして「帰ります。」と即答したら「そんなに嫌だった?」と笑われました。ともあれ、つらい地獄の通院生活に終わりを告げ、晴れて助産院で出産を迎えるのでありました。臨月に入ってからは、「とにかくどんどん動いて!どんどん歩いて!」と、今までの絶対安静状態はなんだったのだろう?と思うくらい動きました。
 ある日、いつものように主人と一緒に歩いていて、いつもの腹痛に襲われました。「便秘だからかしら?」と思っていたら、痛みはひかず、むしろ定期的に痛みだすようになって、夜中に「もしや?」と、助産師さんに電話したら「あぁ、陣痛ですね〜。でも、先が長いから10〜15分間隔になったら来てね。その他何でもいいから連絡はすぐにしてね。」って、感じでした。とりあえず、時折到来する陣痛の間隔だけ記録しながら夜を明かし、明け方頃、ぼちぼち起こしても良かろうかと主人を起こし、車で40分かけて助産院へ。助産師さんは既に待機してくれていました。状況を見て、「子宮口は開いているけど、初産だし時間がかかるよ。どうする?帰ってもいいし、ここにいてもいいよ。」との言葉に「帰ります。」と即答した私。主人も「え?帰るの?」ギョッとしていましたが、動いていた方が気がまぎれるからと、ドライブ気分でまた家に帰りました。
 家で痛みに耐えること8時間。重い腰をあげて助産院へ。本格的な出産モードに入りました。助産院の出産は基本フリースタイルです。畳の部屋にお布団が敷いてあり、間接照明の薄明かりの中、心地よい音楽が流れていました。常に助産師さんが傍にいてくれ、陣痛が来ると腰を撫でてくれたり、話しかけてくれたので緊張や痛みは和らいだのを覚えています。痛みがない時は部屋の中をうろうろしたり、お灸をしたり。とにかく、自由に過ごしていました。出産中、一番忘れられないのは、陣痛に耐え、かなり苦しみの声をあげていたのにもかかわらず、立ち会っていた主人は癒しの空間に負けて横でいびきをかきながら寝てしまったこと・・・・助産師さんがそっとタオルケットをかけて下さいました。「なんなんだ?」と思ったのは、言うまでもありません。1時間くらいで起きましたが、きっと、このことは一生語り継がれることでしょう。世の中の殿方さま、くれぐれも立ち会い中は横で寝ないでくださいね。
 こうして、私は無事に男の子を出産しました。出産の瞬間はとても気持ちよくて、そのまま赤ちゃんを抱っこしたとき、本当に温かくて、可愛くて、愛おしくて・・・思い出すだけでも幸せで出産だけなら何度もしたいな。

田川地区子育てネットワーク『たんたん』/子育て市民活動サポートwill (mame)

投稿者 Kosodate : 2012年10月24日 11:26

コメント

出産は本当に大変ですけど、大変だからこそ感動が大きいですよね。mameさんは出産だけなら何度もしたいって言われているのが“すごい”と思います。痛いのが嫌だって言う人、結構いますよね。
旦那さんのエピソード、うちもあまり変わりませんよ〜。
次回のコラム楽しみにしています!

投稿者 yuno : 2012年10月26日 11:36



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