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ミルクから離乳食へ替わり、普通にご飯を食べるようになって食欲旺盛です。最近は好き嫌いも出てきて、嫌いなものについては、口に持っていっても顔を横に向けて口を真一文字にし、手で追い払おうとします。色が赤いものは駄目で、トマト、人参、スイカといったものは嫌がります。ただ、食べ物に集中していないときに口に入れたり、よく食べるものと一緒にスプーンに乗せてやると嫌がらずに食べるので、味がきらいで食べることができないわけではないようです。いつも嫌がらず食べているものでも、他に気に入った食べ物が出てくると、それが食べたいと指差したりもするようになりました。
その中でも離乳食になってから変わらない大好物がカボチャです。あるとき実家へ帰省したときのこと。私の母がカボチャの煮物を作ってくれました。普段は家族3人、食べきる分を小皿に盛る程度。大人数用に大皿に盛られたカボチャの煮物に息子は大興奮。他の食べ物には目もくれず欲しがります。なかなかこればかりを食べさせるわけにはいかないので、いくつかのカボチャを小皿に移し、食べることに集中した隙に残りは座っていた椅子の後ろの棚へ。さっきまで盛られていた大皿の存在を忘れてか、落ち着いてご飯を食べてくれました。すべてを完食し、ご満悦の表情。
「お腹いっぱいになったね。」
と話しかけながら後ろを向かせ抱っこした瞬間
「あーーーーっ!!!!」
と叫び声をあげました。どうしたことかと後ろを振り返ると、ちょうど目の高さの先に、先ほど置いたカボチャが…。どうやらこれだけば別腹みたいで、再び椅子に座り、まるでデザートを食べるかのように頬張るのでした。
お盆、妻の実家がある長崎県の壱岐島に行きました。福岡から見ると北西にあり、博多埠頭からジェットフォイルだと1時間ほどで行くことができます。この島で生まれた息子も1歳7ヶ月。そして訪れた2度目の夏。思い返せば去年の今ごろはちょうど寝返りができ始めた頃で、他に自力でできることといったら泣き叫ぶことぐらい。今ではいとこの子達と一緒になって駆け回っています。抱きかかえた腕の中で寝てくれていたのも今や昔。寝るときだけはママの抱っこじゃないと駄目なようで、私が寝かせようとすると暴れ出し、寝室から脱走します。「まんま」、「まま」という言葉も頻繁に出てくるようになりました。まだ意味はわからないようですが。
来年は「パパ、パパ」って言ってくれているかな?ゆっくりと流れる雲を見て、ゆったりとした島時間を感じながら早くも来年の夏が待ち遠しくなっています。
(たいせいのパパ)
投稿者 Kosodate : 09:00 | コメント (2)
積み木遊びにはまっています。と言いましても私の話ではなく、うちの1歳8カ月になる息子の話です。積み木と書きましたが、重ねることができればなんでもいいんです。最初はティッシュペーパーの空き箱から始まり、CDやMDケース、お皿やコップ等など。スーパーに買い物に行ったときも、気づけば缶詰や箱に入っている物を移動させては積み上げていっているなんてことも…。
そんなこともありまして、少しずつ大きさの違う円筒系の器を重ねていくとタワーができるというようなオモチャを買ってみました。これまであまりオモチャに興味を示してこなかった息子ですが、これは大ヒット。朝起きると真っ先に取り出してきて、ばらまいては1個1個拾いながら夢中でカチャカチャやっています。最初のうちは大きさが違うことなどおかまいなしに、ただただ手に取るものを重ねていくだけだったのですが、最近はその違いがわかるようになり、一度重ねて何か違うと感じたら、別のものを探して重ねていくようになりました。慎重に置いていくことなど、まだ理解のできない息子です。積み重ねては崩れを何度も繰り返し、ついにタワーを完成。このときばかりは息子も得意げに満面の笑み。
昨日までできなかったことが、今日できるようになっている。次はどんなことができるようになるのでしょう。何気ない日常のひとコマに、子どもの成長の喜びを感じた瞬間でした。
(たいせいのパパ)
投稿者 Kosodate : 17:15 | コメント (3)
「婚活」がブームみたいですね。男女の出会いを手助けするイベントも各地で開かれているようで、雑誌やテレビでこの言葉をよく目にします。「合コン」と呼ばれるものがさらに発展したようなものでしょうか。単なる出会いの場ではなく、生涯をともにできるパートナー探しへ。テレビドラマにもなったようで、今年の流行語になることは間違いなさそうです。このブームに乗り、世の中の婚姻率が増え、それに伴い出生率が増えてくるようになれば、ドラマの続編のタイトルは「育活」とでもなるのでしょうか。さて、そんな我が家の出産と子育てに関する“育活”はというと…。
我が家は妻と息子の3人暮らし。息子は2008年1月4日に生まれました。私の妻は島育ちで、里帰り出産でした。1月末の出産予定が諸事情により、お医者さんの判断で急遽、早めに産ませることになりました。年末年始を妻の実家で過ごした後、まだまだ生まれてくるまでは日数があるからと、自宅に帰っていた私は1本の電話により連れ戻されることに。出産に間に合うかどうか、それよりも妻の状態は大丈夫か、生まれてくる子どもはどんな顔をしているのだろうか…。私の心は不安と父親になるというワクワク感で、いっぱいになっていました。私が病院に着いたときには、すでに分娩室の中。どれくらい待ったでしょうか。生まれたばかりの赤ちゃんが、助産師さんに抱き抱えられて出てきました。しっかりとしがみつき、肌は赤々としていて、まだぼんやりとしか見えていないであろう外の世界を不思議そうにキョロキョロと見ていました。
その息子も1歳8か月を迎えました。赤々としていた肌は、両親の遺伝を受け継ぎ「男の子にはもったいないくらいの色白だねぇ。」と言われるようになりました。
子どもが生まれたとき、これから起こりうるであろう、いろいろなことを考えました。夜泣きで起こされること、急な病気で病院へ連れて行かなければならなくなること、妻が育児ストレスで悩んでしまうかもしれないこと、子どもが物を壊すこと。自分の趣味を始めとした行動もこれまでどおりの自由が利かなくなることなど。そんなこともあり、育児においてストレスを感じてしまうようなときがあっても、客観的になって、これが育児だなぁと理解して楽しむようにしています。
ついマイナスの部分ばかりを思いがちになっていましたが、子育てをしてみないと実感できなかったことも。朝出かけるときのこと。いつの頃からか、まだ言葉もしゃべることができない息子が、悲しそうに見送るようになり、玄関まで来ては両手を広げて抱っこを求めてくるようになりました。家に帰ると玄関まで笑顔で走って迎えに来てくれる。寝ている私のお腹の上に馬乗りになって、ゲラゲラ笑う息子がいる。なんだか父親として認められているようでうれしくなります。
子育てには予測できない出来事がたくさん溢れていて、おもしろいものだと思います。我が家の“育活”にはこれからどんな展開が繰り広げられていくのか楽しみです。
(たいせいのパパ)
投稿者 Kosodate : 13:50 | コメント (2)
「コラムを書いてみませんか」と、1本の電話。学生時代、国語の成績では平均点以上を取ることを難しく感じていた私にとって、とりわけ夏休みの宿題であった読書感想文は、非常に悩ましく、くしくも夏休み直前にいただいた電話は、当時のトラウマを思い出させるには十分でした。思わず「ん〜。」とうなってはみたものの、社会人生活もそこそこの経験年数になりまして、この手の話が断りにくいことは重々承知。まぁ、あまり難しく考えずに気軽に思いつくことを書いてみようかとお引受けしたところであります。
私は長崎県長崎市の出身です。この4月から仕事の関係で2年間という期限付きで福岡へやって来ました。家族構成は妻と1歳8か月になる息子と3人、福岡市早良区西新で生活しています。
福岡というと、私にとってはこれまで仕事で訪れたり、妻が長崎県の壱岐島出身で、帰省の際、博多港から出る船の経由地として来たぐらいで、基本、長崎県内での転勤しか考えていなかった私にとりまして、県外での生活が、また、船の上から「1度は行ってみたいなぁ」と思っていた福岡ドームや福岡タワーを毎日目にすることになるとは夢にも思いませんでした。本当、人生というのはどういう巡り合いがあるかわからないものだと感じています。それは妻と出会い、子どもがいて子育てをしているということにも言えることですが…。
さて、何を書こうかといろいろと考えてみましたが、せっかくですから長崎から来て子育てする日々の生活の中で単純に感じたことを、少し書いてみることにしました。
まずこちらに来て、生活スタイルの違いについて感じたことは「自転車文化」です。長崎市内では、福岡市内のように自転車を頻繁に見かけることはなく、ましてや子どもを乗せている自転車を目にしたことなどありませんでした。(私見ですが)長崎に自転車文化が根付かないのは、長崎が“坂の街”だからだろうと思います。長崎は斜面に建っている住宅地やちょっと丘になったところを切り開いて住宅地にしているところが多いのです。あとは日本一安い(らしい)路面電車(大人1回に付き100円です)とか、公共交通機関が市民の足として定着していることが、理由ではないかなぁと思います。以前、県民性を扱った番組で自転車に乗れない人が多い県と言われていたのを記憶していますが(ちなみに私の妻も乗れません)、子どもを乗せて自転車で移動するのは、非常に物珍しい光景でした。
他には家族連れで行って楽しめる魅力的な公園が多いと感じています。それは何も遊具が充実しているとかではなくて、広い芝生広場があったり、新緑がきれいな散歩道であったり、水が流れる音が心地よい風景であったり。いろいろな世代の人が集まって過ごせる空間があって、親子で野球をしたり、ボールを蹴ったり、広場を駆け回ったり、ほのぼのとしていい雰囲気があります。手作りの弁当を持って公園で過ごすことが、こちらに来て我が家の休日の定番になりました。
皆さんは家族でどのように過ごされているのでしょうか。旅行雑誌にはない、家族で過ごす福岡の楽しみ方、よかったら教えてください。
(たいせいのパパ)
投稿者 Kosodate : 13:40 | コメント (3)
子ども達に私の子どもの時の遊びのことを話すと、「お母さん、いいな〜」とよく言われます。我が家は、町中にしては緑が多いので、バッタやカマキリ、私のだいっきらいなヘビをよく見かけます。けれど、私が生まれ育った秘密基地みたいな自然はありません。実家の周りの風景もずいぶん変わってしまいました。きれいに整地されすっかり見晴らしが良くなりました。昔のような環境が無くなってしまった分、代わりとなる環境が必要ではないかと思うのです。
今は、どこでも見られる光景でしょうが、少子化で、近所の遊ぶ子ども達がとても少ないです。我が家は、2歳違いの兄弟なので、遊び相手にはなりますが、ふたりっきりで遊ぶのも寂しいことだと思います。
仕方のないことなんですけどね・・・。
現代の子ども達は、遊ぶ時間・仲間・空間が少なくなっています。学校5日制のため、土曜日にしていた授業が月曜から金曜の間に割り振られ、低学年でも5校時が当たり前・・・。今年度は、6校時の日もあります・・・。遊ぶ時間が無いのは当たり前です。子ども達がかわいそうです。だから、今プレーパークが各地で開催されているのだと思います。
私の所属している子育てネットワークでは、今年度乳幼児のプレーパークを開催します。小学生も遊べるプレーパークも将来定期開催できるよう、これから、いろんな方達に働きかけていくつもりです。
約一ヶ月、私のつたない話につきあってくださってありがとうございます。子どもの頃のことを思い出し、懐かしくなることもありました。私が自然の中で楽しく過ごした思いを、自分の子ども達にも味わせてあげたいなとつくづく感じました。
(いりちゃん)