« 第3回 タイ人の子育て(アン) | メイン | 第1話 「三人の子育て」 (haya) »
サワッディカ 最終回を迎えることになりました。つきあってくれてありがとうございます。前回はタイの大家族での子育てを述べまして、今回もその続きも述べさせていただきます。
大家族のタイでは、おじいちゃん、おばあちゃん、親戚が一緒に住んで、子供の面倒を見て、子育てを支えてくれているのです。親が大半共働きなので、(人生経験の豊かな)祖父母に、必ず「あいさつ、お礼、お詫び、言葉使い、他人への態度」について厳しく教えられます。また、大人数なので、大人同士でも(特に知人が家庭に訪れるときに)、両手を合わせながら、「サワッディ カップ(男性用)/カ(女性用)」などを言いあいますので、毎日見ている子供たちも自然に(早く)自分からやれるようになります。
しかし大半は小さいとき、食事も身仕度もあまり自分で何もしません。食事に関しては、小さい子供たちに食べさせます。食べ物への感謝の気持ちをこめてこぼさずにきれいに食べることと、たくさん食べてくれることがその主な理由です。服や靴なども着せてあげます。子供が自分ですると、時間がかかるし、前後・左右が逆になったり、ボタンがずれたりして、結局直さないといけないからです。しかし、不思議なことに、小さいときにできなくても、毎日何回も(家族)大人の振る舞いを見てマネをして、いつの間にか自分でこなしています。子供の「マネして自分のものにする本能」ってすごいですね。
子育ては世界中どこにおいても、永遠で、多様性のある課題ですね。住んでいる国、地方文化や環境が異なるだけで、子供がたくましく成長してほしい目的は同じだと思いますので、今の情報化社会を利用して、さまざまな国の人々の子育てを情報交換しながら、自分のやり方に取り入れたり、応用したりすれば、楽しく家族と毎日が過ごせると思います。
最終回まで読んでいただきありがとうございました。サワディーカ。(ありがとうございました)
(アン)
投稿者 Kosodate : 2009年05月02日 09:00
とっても美しい写真ですね!
HPを開いて、息をのみました。
これは、なんという作品ですか?もしよかったら、教えて下さい。
サワディーカ♪
投稿者 サラダ : 2009年05月02日 10:02
タイでは大家族で暮らすのですね。おじいちゃん・おばあちゃん・親戚と一緒に暮らすことで、子どもにとっても親にとっても毎日濃いお付き合いができますね。うちは核家族なのでいいなぁと思います。コラムありがとうございました。タイの子育てがかいま見られて、とてもおもしろかったです。
投稿者 さつき : 2009年05月08日 09:35
サワディーカ。Kosodateさん、サラダさん。貴重なコメントありがとうございます。
第4回に搭載された写真ですが,それは Kinnaree という架空の動物で、上半身が人間、下半身が鳥になっていて、仏教に関する物語によく登場します。タイの寺院にはKinnaree像がよく置いてあります。訪れる人を出迎えるようにとても美しいです。中学時代には学校の隣に(国王ラーマ2世の)お寺があって、仏教の授業をお寺の敷地内でやっていたのをよく覚えています。壁に像と異なる美しさのKinnareeの絵が壁に刻んであり、見る度心が落ち着きますね。ちなみに、写真はパソコンに搭載されているものをそのまま使いました.
日本であるいはタイで、また、大家族においても核家族においても、それぞれ長所と短所がありますので、これらを理解しながら、子供と楽しく過ごせるような気がします。みんなさんと知識を共有できてうれしいです。ありがとうございました。サワディーカ。
投稿者 アン : 2009年05月30日 15:00