« 第2話 「偏食の王様」どこへ行く? (ちょこカエル) | メイン | 第4話 『ダンボールハウス・・・・?』 (ちょこカエル) »
私の育った実家はとても田舎です。山口県下関市・・・・ここまでなら、都会っぽいんですが・・・家の周りは田んぼと山だらけです。回覧板を隣に持っていくのに15分はかかります。そんな田舎の化石堀りと五右衛門風呂の事を、私の子どもとのエピソード付きで書かせてもらいま〜す。※6月は蛍の乱舞!!!相当田舎でしょ
私の子どもは小学5年生と年長組の男の子二人です。なんにでも興味津々・・・
夏休み前に『化石』についてのTV番組の放送がありました。
『アンモ?・・・アンモナ・・・???』『アンモナイトォ?』
『アンモナイトなら、じぃちゃんちで掘れるよ〜』
『する〜掘る〜行くぅ〜・・・・・』の大合唱・・・・・・
じゃぁ、行くか!!ということになり、長男の友達2人連れて、2泊3日のぷち集団生活に突入〜
じぃちゃん!!化石取りに(堀に)行こう!!
トラックに乗り込んで、いざ出陣!!
私が、幼かった頃は、農作業の手伝いといっておきながら、田んぼの脇にあるここで化石掘りをしたモンでした。・・・・ここら辺は、むかし海に沈んでいたんだよね・・・・・
掘り始めて1時間・・・2時間・・・3時間・・・
じぃちゃんが『腹減った!!もう帰ろうやぁ〜』
子ども達『まだぁ〜』
『なんで出てこんとかいなぁ・・・本当にあるとぉ??』
『ムカデがおったぁ・・・』
『へびもおる〜・・・』
ぎゃぁぎゃぁ、わぁわぁの大合唱でしたが、掘ることに飽きると、隣の田んぼのかえる探しに一生懸命です。
『あったどぉ〜』
の声に『まじでぇ〜』『すげぇ・・・・』
どうしても一人1個は何かしらの化石を持ち帰らせたかったので、私もじぃちゃんも頑張りました〜
子どもたちは、図鑑でしか見たことのない『化石』(シダの葉っぱの化石)を大切に持ち帰ったのでありました。すみません!!写真がない!!!(泣)
夕方は裏山に登って『ヤッホー』の大合唱でした。
その夜は、蚊帳の中、みんなで寝て過ごしました。
又、別の日の出来事。実家に帰ると必ずしなければいけない『行事』の一つが【五右衛門風呂焚き】です。
日が暮れて、実家の五右衛門風呂の火熾し・・・。これは母の監督。←なぜか・・・
大人なら手際よく火熾しをして、支度をするんでしょうが、この方たちはまだ数回目のチャレンジ・・・小さい枝を組み立てて、マッチに火をつけます。
新聞紙に火をつけて、小枝が燃えるようにそっと罐(かま)に入れます。一発で成功した事はありません。この日も何度も何度もチャレンジしておりました。見かねて母がしようとすると『だめぇ!!』と・・・時間ばかりが過ぎていきます。子育てには待つ事も大切!!と人には言えるのに、我がのことになると待てない・・・反省・・・・
その内やっと火が付くものの、家中煙だらけ〜じぃちゃんとばぁちゃんは半分あきらめモード・・・『今日中に風呂には入れればいい』と仏様のようなお言葉・・・。やっと火が付くと、いろんなものを燃やしていきます。新聞紙・割り箸・ダンボール・・・・いっぺんにこれらを与えるとあっという間に無くなるので、小出しにし、時間稼ぎ・・・。
煙で鼻水ズルズル、目からは涙・・・・それでも自分で焚いたお風呂は格別のようです。
1番風呂はじぃちゃん。2番風呂は子ども達。五右衛門風呂に入るには、湯船の上に浮く『板』の上に、サーフィンの様に乗って、沈まなくてはいけません。うまく乗れないと五右衛門風呂です・・・下からの火力で火傷したりもします・・・。
子ども達は何度もトライして上手に板の上に乗り浸かっておりました。(火傷防止の為に、大きな板を、あらかじめ子ども達のためにと、ばぁちゃんが用意して沈めておいてくれたので、板から落ちても火傷はしません。緑色のものが板です〜)
大人も慣れるまでは上手に乗れません。主人も初めて泊まりに来た時は湯船に浸かったまま『この板は何???』と聞いていましたから・・・・火傷せずに良かったと思います。
五右衛門風呂は温まりますよ〜。
実家のお風呂は温かいお湯が蛇口から出て来ません。
湯加減が下がったら先ほどの手順で、誰かに焚いてもらいます。誰もいないときは、自分で焚いて入ります。
実家にはじぃちゃんとばぁちゃんの二人だし、ユニットバスにしようかという案が浮上しましたが、子ども(私と兄弟)と孫にあっさり却下。
火を扱う事の少なくなった子ども達に、火の大切さ、怖さを伝えていける、火熾しの出来る五右衛門風呂は、母と子ども達の宝物になっています。
この季節、乾燥注意報も出ているので、火の取り扱いには十分注意しなくっちゃ!!
ですので、じぃちゃんとばぁちゃんは、今日も昔ながらの風呂焚きをして、毎日五右衛門風呂に入っています。
体験したい方は是非どうぞ〜冬の五右衛門風呂はいいですよ!!夏は熱くて、長くは入れません・・・
・・・子どもをダシにして、一番に母が楽しんでいま〜す。ハハハハハハ・・・
(ちょこカエル)
投稿者 Kosodate : 2009年02月16日 09:00
写真の美しさに、思わず見とれてしまいました。
化石掘りなんて、ステキすぎる!
福岡にも、あるんでしょうかね?
うちの子が3歳の時に初めて本当の海を見たときに
「でっかいお砂場やね〜」と言いました。
化石の時は、どんな反応かみてみたいです。
投稿者 野うさぎ : 2009年02月20日 11:34
野うさぎさん
コメント有難うございました。
写真の美しさ・・・・というコメントにとっても、くすぐったい気分です。
子ども達にとって、初めての体験は未知の世界・・・・
子どもに負けず、大人も楽しんじゃいましょう〜というのが私のスタンスです・・・・・
『でっかいお砂場やね〜』はとっても可愛い・・・・
福岡に化石堀が出来る場所?・・・一応探してみました。
なかなか無いようですね・・・
子どもと一緒に掘って楽しめるところでは無く、天然記念物に指定されているところがほとんどでした・・・・
家の実家の近くは、指定されていません・・・たぶん・・・
見るなら、北九州のいのちのたび博物館で化石た恐竜の骨が見れます・・・・
お力になれなくてすみません〜
また、コメントくださいませ・・・・ウフ・・
投稿者 ちょこカエル : 2009年02月23日 11:42
ちょこカエルさん、とっても素敵な環境で育ってきたんですね!!
息子さん達も貴重な体験を通して、発見することへの喜び、家族のつながりの大切さ、日本の文化にふれることが出来てますよね。すごいなぁ。
今は気が付かなくっても大人になって振り返ったときにきっとおじいちゃん・おばあちゃん、両親に感謝すると思います。
子ども達に色んな体験をさせることって大切ですよね。
それも体や五感をフル回転させる体験♪
「五右衛門風呂」私も体験した〜い(笑)
子ども達と一緒に入れたら感動だろうな!!
次のコラムも楽しみにしてます(^0^)
投稿者 み〜&かずの母 : 2009年02月24日 09:13
み〜&かずの母さん
コメント有難うございます〜
『五右衛門風呂』・・・温まりますよ〜
でも子ども達と一緒に・・・は無理がありそう。
湯船の中で、体操座りの格好で入らないと、側面が熱すぎて、火傷してしまう・・・・うっひゃ〜
子ども達も、今の環境、田舎の環境の違いや、じぃ・ばぁへの感謝の気持ちも、次第にわかってくれることを期待します。
時間はかかれども、必ず、私みたいにわかってくれるでしょう・・・・
『五右衛門風呂』入りにいらっしゃいますか??
投稿者 ちょこカエル : 2009年02月25日 13:07
自然はいいですよね〜〜
私の母の実家が山口県で小さい頃はよく遊びに行って
ました。山に囲まれて・・ではなく海に囲まれた所です
。青海島って知ってます?
海がとっ〜〜ってもきれいで砂浜ではなく石浜でした!!
今はありませんが五右衛門風呂も入ってましたよ〜
(*^_^*)丸い板の上に足を乗せてゆっくり沈めながら入るドキドキ感は今も記憶に残ってます(>_<)
年を重ねるごとに自然の美しさがやけに目に
止まったり、感動したりします。
春になったら景色の素敵なところに行きたいな〜
どこに行こうかな〜〜
どなたか景色のきれいな、おすすめスポット
ありませんか〜?(*^_^*)
投稿者 うずまきかりんとう : 2009年02月25日 23:30
いやー大自然は、やっぱり素晴らしい!五右衛門風呂の体験はかなり貴重!
私は、41年の人生で1度も経験無いので、できれば1回は体験したいですね〜。
1度是非火をおこすところから五右衛門風呂に入るところまで経験させてください(mーーm)
息子達がお世話になった、おじいちゃんとおばあちゃんにもお会いしたいなぁ・・・
昨夏も息子達に貴重な思い出を与えてくれたちょこカエルさんにはほんと、大感謝です!ありがと〜
化石は・・・なんと夏休みの作品で、かなり好評の物となりました。
今年の夏はちょっと違う所で…思い出づくりができそうですが・・・どうなることやら。
では、お互い頑張りましょう!
投稿者 bamboo dragon : 2009年03月01日 22:05
うずまきかりんとうさん
コメント有難うございます!!2回目ですね〜
『青海島』知っていますよ〜
海とってもきれいですもんね〜
沖合いから雨が降って、島に向ってくる様子が肉眼で見えます。
雨雲がこっちにやってくるのが見えるんです。
まぁ・・・『青海島』でなくても、見えるんでしょうけど・・・
お勧めスポット???
山口県の『角島』はきれいですよ〜
早い時間に行かないとすぐに渋滞にはまります・・・・
ここは『4日間の奇跡』という映画にでてきます。
一度いかれませんかぁ♪
投稿者 ちょこカエル : 2009年03月02日 17:06
bamboo dragon さん
コメントありがとうございます〜
わが子と一緒に写っている子ども達は、bamboo dragon さんのお子様・・・・
どうせやるなら、楽しいほうがいいにきまっとうやん!!の勢いで、誘いましたが、よく私に預けてくれたと、私のほうが感謝です。
おかげで、私も楽しみました。
今年の夏は、参加できないとのことで、一家ともども残念がっています。
まぁ・・・・田舎は逃げていきませんので、そのうち五右衛門風呂の火熾し体験やりましょう!!!
ナハハ〜
投稿者 ちょこカエル : 2009年03月02日 17:15