ふくおか子育てパーク

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第1話 私が書いてみたいこと

2008年08月01日

koumori.BMP 今月のコラムを担当することになりました、野島智司です!
 コウモリの研究をしていたので、最近は「こうもり」と呼ばれることが多いですが、小さな頃からかたつむりに憧れている九州大学の大学院生です!
  以前、山下さんがこのコラムに「きんしゃいきゃんぱす」のことを書いていましたが、私もそこに顔を出している一人です。そのほか、福岡プレーパークの会のお手伝いをしながら、県内のプレーパークやフリースクールなどにもちょくちょく出没しています。

  自然が好きで、生き物が好きで、子どもに紛れてこっそり遊ぶのが好きで、落書きしたり、粘土をいじったり、写真を撮ったり、文章書いたり、ぼーっと空想したりするのが好きな、基本的にマイペースな人間です。
  私は独身ですし、自分の子どもがいるわけではなく、人に語れるほどの立派な活動を立ち上げたわけでもありませんし、何か特別優れた才能があるわけでもありません(汗)
 そんな私が子育てについて語るなんておこがましいのですが、ただ、私は一風変わった子ども時代を過ごしています。そんな自分の子ども時代のことを書くことは、誰かにとって意味のあることになるかもしれない、と思い、コラムを書くことにしました。

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 私は、小学校1年のときに学校に行かなくなりました。
 それから、19歳で大学に入学するまでの間、学校という場に足を踏み入れることはありませんでした。

 多少のきっかけはありましたが、何か特別嫌なことがあって、不登校になったわけではありません。
 私は3歳ずつ年の離れた三人兄弟の末っ子で、私が小学校に入学するころには、兄たち二人とも学校には行っていませんでした。そんな私にとって、学校に行かないことは特別なことではなく、生活の選択肢のひとつでした。
 端的に言えば、家にいる方が楽しかったから、学校には行かなくなりました。

 さて、現在大学院生の私がこういうことを話すと、必ず聞かれることがあります。

 「漢字はどうやって覚えたの?」
 「算数は誰に習ったの?」
 「友達はどうやって作ったの?」

 こういう質問ひとつひとつについて、内容を分けて回答していくこともできます。
 けれど、何かそういう項目に分けて答えてしまうと、いつももっと大切なことが抜け落ちてしまうように感じます。
 だから、最初からそういう形で書くことはしないでおこうと思います。

 このコラムでは、子ども時代の記憶を辿って、その頃の遊びなど、まずは当時の生活を中心に書いていこうと思います。そんな話の中から、何か伝えられることがあれば、と思っています。
 うまく書けるかどうかわかりませんが、よろしくお願いします!

 (ちなみに、こっそりと、ブログもやってます。「のじのじのーと」http://noji.at.webry.info/

(野島智司)

投稿者 Kosodate : 2008年08月01日 10:31

コメント

こんにちは。野島さん。
コラムを読ませていただきました。
コラムの中の「けれど、何かそういう項目に分けて答えてしまうと、いつももっと大切なことが抜け落ちてしまうように感じます。」という言葉を読んで、私、いつもそうだったなぁ〜と思い出しました。
そして、私は自分の気持ちにも気がつかず、抜け落ちてきたものが、たくさんありました。
子育てをしている今だからこそ、その落し物に出会うことがあります。今度は、自分のこどもと一緒に拾っていけたらと、思います。コラムを読んで、そう思いました。
野島さんのブログも見ました!
次回も楽しみにしています。

投稿者 *LEO* : 2008年08月05日 16:04



コメントありがとうございます。
子育てをしながら自分の落し物に出会えるって、素敵なことだと思います。きっとそれだけ、*LEO*さんがお子さんと丸ごと付き合っているっていうことですよね。
私は未経験なので、実際に子育てをするようになったら、今よりもっと気が付くことがたくさんあるのだろうと思います。
こちらこそ、よろしくお願いします。

投稿者 野島智司 : 2008年08月05日 19:55



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