ふくおか子育てパーク

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孤独な子育て♪

2007年11月13日

ドタバタの後の安堵感.JPG 
日曜日は七五三でした。もちろんドタバタでした。(笑)
羽織、袴をレンタルで準備、「家族の思い出の一枚」を楽しみにしていた私です。が、いざ着付けが始まると、
けっくん:「いやだ〜〜!着たくない〜〜!」
とダダをこね、私の背中にしがみつき離れません。
母:「かっこいいよ〜!似合うよ〜!刀のつけるよ〜!」
などと言っても、涙は止まらない。
30分以上の説得にも応じる気配はないので、気分を変えるために「ゲキレンジャー」のTシャツのまま、先にお参りに行く事にしました。ウソや〜〜〜ん!トホホ・・・。

お参りを終え車の中で静かにゆっくりけっくんとお話。
母:「どうして着物を着たくないの?」
けっくん:「あのね〜・・・」
気持ちが少し落ち着いたけっくんは話し始めました。
けっくん:「みんなが見るから・・」

記念撮影をお願いした写真館での着付けだったのですが、家族に加えて、着付けをして下さる方、撮影のスタッフに助手の方、コーヒーをはこんできてくれた方、そして義父母まで駆けつけてきました。たくさんの人が注目する中での着替えが恥ずかしかったのです。全く配慮が足りませんでした。無頓着な母を許しておくれ・・。
母:「そうか〜。ごめん、ごめん。」
着替えの時は最小限の人だけがスタジオに入る、とういことを約束して写真館へ戻りました。
けっくんは自分の羽織袴の姿をとっても喜んでいました。
「思い出の一枚」の撮影できました。(苦笑)
そして再び神社へお参りに。これからも健康でスクスクと大きくなってください。

「きちんと子どもひとりひとりと向きあおう」と心がけているつもりですが、母のこんな失敗は日常。
今回もけっくんに母の未熟さを教えてもらいましたとさ。ぶはははは!

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さて、本題。
今回は約10年前のお話し「孤独な子育て♪」です。


ゆっちゃんが満2才の時、双子のなっちゃんとくっちゃんが生まれました。
それまではひとりを大切にゆったりと育てていたのですが、 いっきに嵐のような毎日となりました。
新生児の時は、ふたりへの夜中の授乳は想像以上に大変なものでした。おっぱいのために夜中もまとめて寝る事は不可能でした。
「おっぱい、おむつ、洗濯、そうじ、あとは起きて、寝て、食べて、」の繰り返し。テレビも新聞も見る暇なんてありません。世の中がどうなっているなんて、全然知りませんし、そんなことはどうでも良かった。「生きるために最低限にしなくてはいけないことしかする暇なかったな。(笑)この頃は義両親に期間限定の同居をお願いしました。昼間は夫は仕事なので母ひとり対子ども3人、負けるに決まってる。←何の勝負?(笑)首の座らない赤ちゃんを同時に抱く事はできないし、不器用な母は同時に泣く娘たちに「同時授乳」なんて神業はできなかった。(双子の赤ちゃんは「同時授乳」がすすめられています)

夫はこの頃毎日のお風呂を担当していました。3人を次々に入れるのですが、すご〜く長風呂になります。汗を沢山かいて、お肌スベスエベでした。(笑)お風呂は夜の7時半に決まっていました。残業があっても7時半には必ずお風呂に入れてくれて、また仕事に戻っていました。これは自営業だからできたことですね。ありがたいことです。飲み会にも、町内の話し合いにもお風呂が終わってからの参加でした。これは今でも思いますが、「お風呂はお父さんがいれた」という事実が残ったことは重要です。お父さんが子育てに参加した事実がきちんと私の心の中に残っているからです。夫からしたら「もっと他のこともやったよ」と言うかも知れませんが、私にとっては「父の子育て=お風呂」です。この事実は夫婦ふたりで子育てをしている、という私の満足につながりました。「孤独な子育て」ではなかったのです。


それでも当時、ひとりで青空の下で洗濯物を干すと涙が流れました。ホントに!!この私が涙ですよ!私だって意味がわかりません。かわいい3人の子ども達に恵まれ、家族みんな協力しあって子育てをしている、充分すぎる程の幸せのはず・・。


とは言っても「孤独な子育て」はこんな単純なことだけでは済まされものではなかったのです。「孤独」は「心の孤独」なのです。私は幸い夫も義父母も子育てに沢山の手を貸してくれました。感謝もしましたし、本当に助かりました。見た目には「孤独」ではないのに、あの頃の私は「孤独」を感じていました。なぜなら、母という立場の私は家族の中で私だけだからです。・・・あたりまえ。(笑)でもそう感じていたのです。母としての様々な思いを共有できる人は家族の中にはいないのです。
涙の訳はそういうことなんだ、気が付いて良かった。(笑)・・・・そう、ママ友が欲しい。そう思ったのでした。母として、妻として、嫁として、感じていることを素直に話せる相手は同じ立場のママ友だ、とそう思いました。よその土地から嫁いだ私は当時身近におしゃべりをする友達はいませんでした。・・・ああ、さみしい。

3人の娘たちをおんぶに、だっこに、手を引いて、私のママ友を探す一歩がはじまりました。


私の「孤独な子育て」なんて、都会の一室に閉じこもって子どもと1対1で向き合いつらい思いをしている方にしたら、「なんだよ、それ〜」でしょう。甘いのは充分わかっています、ごめんなさいね。それでも、一見「孤独」に見えなくても「心の孤独」を感じている母もいることを理解いただけるとありがたいです。

(のんきママ)

投稿者 Kosodate : 2007年11月13日 11:24

コメント

こんにちは。のんきママさんの心の内を率直に書かれたコラムを読ませてもらい、感動しました。双子のお子さんがお生まれになった後、周りの方々の協力があって、とてもよかったですね。

投稿者 のんちゃん : 2007年11月14日 18:32



のんちゃん、こんにちは。
「感動」などともったいない言葉、ありがとうございます。今思えば、あの頃はちょっぴりムリをしていたのかも知れません。その反動で今は手抜きだらけです・・。ははは!家族や周囲の手助けにはすご〜く感謝しています。今もそれは変わりません。子育ては決してひとりではできませんから、威張ってみ〜〜〜んなの手を借りています。・・いいのか?いいんです!!(笑)のんちゃんの言葉もとても励みになります。ありがとうございます♪

投稿者 のんきママ : 2007年11月16日 11:56



初めまして。
いつも楽しく拝見しています。
小1男、年中女、2歳男の三児の母をやっております兼業主婦です。
今回のコラムを読んで納得!
私もすごく「孤独」を感じてるんだなぁと改めて思いました。
核家族ですから、夫は家事にもよく協力してくれます。お風呂も夫が全員入れてくれます。
なのにいつもどこか不満で、苛々して子どもたちに当たることもしばしば(汗)
どうしてなんだろうって、自分でもその理由がよく解らなくて、逃げ出したい思いでいっぱいになって、一人で泣くこともありました。
そう、「孤独」だったんです。
近所のママさんたちは専業主婦ばかりで、いつも私の出勤時バタバタしてるのを横目に井戸端会議。
帰りに保育園と学童を回って子供をピックアップ、またバタバタで夕食の支度。
その時もご近所ママは外で子供を遊ばせ井戸端会議。
ものすごい疎外感。
夫は「いつもご苦労様」と言ってはくれるけど、私の話はあまり聞いてくれず。
仕事の疲れがたまってるんでしょう、子どもと添い寝して朝まで〜です。
私はいつも独りぼっち。
誰でもいいから話を聞いて欲しいんです。
こんなおしゃべりの場が、もっと身近にあれば、随分救われるのになぁと、痛感しました。
些細な事でも、同じ立場の話し相手が居るのと居ないのとでは、全く違いますよね!
次のコラムも楽しみにしています!

投稿者 ちび太 : 2007年11月16日 16:30



ちび太さん
はじめまして!
まずは共感をありがとうございます。いや〜、気持ちを分かっていただけると嬉しいですよ。「孤独」なんて書くとすごい暗い感じがしますが、私だけでなく案外みなさん「孤独」はそれぞれ感じているんじゃないかと思う今日この頃です。(笑)私だって一日中「孤独」を思ってばかりいたんじゃありませんし、たまたま涙が流れるのは洗濯物を干す時だった、という具合です。生活の中で笑いも一杯ありますし、もちろん「幸せ」をかみ締める時もありますよね。毎日が光のようにすぎていく中で「コレ」といった達成感を感じる立ち止まりさえも忘れてしまう、自分のことは全て後回しにして家族のことを優先する、それが何年も続くことになると「自分のことがわからない病」になってしまって。(笑)家族みんなで笑ってご飯が食べることができる、これだけで充分すぎる幸せなのです。ああ、忘れていました。(笑)そしてたまには好きなことして「自分だけの幸せの時間」を持たないと・・。←「いつもやってんじゃん!」と娘に突っ込まれそう(笑)

やはり本音を言える仲間を持つことは大切ですよね。同じ立場の話し相手、ホントに大事です。「働くママのためのストレス解消おしゃべりタイム」なんていうのはどこかにあるのでしょうか?情報をお持ちの方は教えてください。ああ、「子育てパーク」の管理人さん、こんなのできませんかね?と、いつものように周りに助けを求めておきましょう。

ちび太さん、本音トークをありがとうございます。ちび太さんのおかげでもう一度私自身も「孤独」の意味を考えるきっかけになりました。感謝です♪

次のコラムですか・・・。そろそろ何を書くかを考えます。(汗)
よろしければ、またおしゃべりしましょう。

投稿者 のんきママ : 2007年11月18日 08:01



のんきママさん、お返事ありがとうございます!
ぜひまた機会があれば本音トーク致しましょう!!

投稿者 ちび太 : 2007年11月21日 14:37



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