ふくおか子育てパーク

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2007年08月28日

第4回目  変身なのだ

今はどっぷり子ども中心の生活をしている はなまめ★ ですが、
学生時代は絶対にキャリアウーマンになるつもりでした。
おなかの中に10ヶ月も生き物入れとくなんて!怖ぇーよ。
口から手ぇ出てきたらどうすんだよ。なんて言ってました。
(注)手が出てこないことはわかってましたよ (^^ゞ
とにかく、自分が子どもを持つなんて考えられなかったんです。

そんなこと言ってたわりに、友人たちより先に結婚し、先に子どもを持ちました。
自分の意思に反して「おなかが動く」ことも、意外とおもしろく、
もっと痛いと思っていた出産も、意外と「まぁこんなもんなんだ」位で (^^ゞ
年頃のお子さんが「絶対結婚しない」と言っているとお嘆きの方、あんまり心配しないほうがいいですよ。(私と一緒にされたくない?かな)

その後の生活は、今まで書いたとおりですが、
顔が上げられないくらい恥ずかしい失敗も数々ありますし、
とんでもない思い違いもありますし、
謝らなければならない出来事も多々あったと思います。
もうすっかり(しっかり)忘れてますが、それもひっくるめて、
許してほしいことばかりです。 まとめて→ごめんなさーい!(*^_^*)

私が乳幼児を抱えていた頃は、やっと「子育て支援」という言葉が
出てきたかどうか?位の時期でしたから、
今のように様々な子育て支援の取り組みはありませんでした。
今は、もうすでに「子育て支援」といえばなんでも良いかのように
なっている部分もあるようで、
買い物に行ったら必ず「飴」をくれたりして、ありがたいのか迷惑なのか
微妙な気分になることもあります。

それはさておき、どんどん進む子育て支援ですが、
私が乳幼児を抱えていた頃にしてほしかったことはそんなに大きなことではなったような気がしています。
例えば、子どもを二人連れて買い物に行き、予想外に上の子が寝てしまった時、
下の子を抱っこして、ベビーカーに上の子を乗せ、片手で袋に詰めていく作業は
とてもスマートには見えません。下の子が泣き出しでもしたら、もー悲惨。
ベビーベットが近くにあれば・・・いや、隣の人がちょっと抱っこしてくれたら・・・
準備万端で出かけたはずの公園で、下の子がウ○チ!上の子は「帰らない」ときっぱり宣言!そんなとき、この公園で誰か一組の親子でも遊んでいたらなぁ。
「そんなのたいした事ないじゃない」と言われそうな些細なことが、いくつもいくつも
ため息となって消えていった記憶があります。

大きな施設ができるのも、大きなイベントがあるのも、いけないとは言わない。
乳幼児手当てが増えることは、やっぱりうれしい。
けれど、もっと身近で、毎日繰り返される生活の中で、たまたますぐ横にいた誰かが、
ちょっと親切にして下さるだけで、どんなに子連れの私たちが救われることでしょうか。
「がんばってるねぇ」というあたたかな視線で見守ってくださると、
前向きな気持ちになれるのです。

そんなことはできて当たり前。私たちの頃はもっと大変だった。
もちろん、その通りなのでしょうけれど、
批判されても、明日への活力にはなりません。

今の若い世代は、子どもの世話をした経験がないから、子育てが下手だといわれますが、
いまさら昔に戻って、赤ちゃんのお世話をすることはできないのです。
たくさんの赤ちゃんの世話をしてきた保育士さんでさえ、自分の子どもは違うんだと言っていました。
子ども一人ひとりにあった子育てができるようになるには、時間や経験が必要なのではないでしょうか?
誰でも最初は試行錯誤するもの。
最初からなんでもがうまくできなくても、いいんだよ。
そんな風な気持ちで社会全体が子育て世代を支えてくれたら、
うれしいのです。

はなまめ★は、自分が子育てを通じて変わっていったと思っています。
相当のダメな新米ママでした。とても勉強不足でした。
だからこそ、変われたのかもしれません。
何か小さなきっかけ・気づき・出会いでも、人は少しずつ変身していけます。
皆さんの周りにも、問題のある親がいるかもしれませんが、
「あの人は・・・だからだめよ」なんて言わずに、
見守ってあげてほしいと思います。

もしかしたら、私はまだまだ世間から見ればダメな親かもしれません。
自分ではだいぶ更正したつもりなんだけど・・・(^^ゞ

最後になりましたが、私のハンドルネームの由来を暴露
今年の節分に、下の子が豆を鼻の中に入れてしまい、大パニック!
(その必死な顔がおもしろくてゲラゲラ笑っていた悪い母)
片方の鼻の穴を押さえて、「ふーん」ってやってごらんと
言ったところ、勢いよく豆が飛び出したのでした。
だから漢字で書くと 鼻豆となります。
お粗末さまでした(^0_0^)

(はなまめ★)

投稿者 Kosodate : 11:56 | コメント (2)

2007年08月22日

第3回目  子どものために

今年の夏休み、よく遊びに来ていたAちゃんは、学童保育に行くのをやめたため、
一日中一人で過ごしています。
じっと家にいる性分ではないようで、普段は外で遊んでいますが、
今年の暑さに耐え切れず、よく我が家に転がり込んできました。
今まであまり一緒に遊んでいなかった二人ですが、意外と気があったらしく、
退屈しない夏休みになったようです。

わが子は、小さい頃から、口うるさい私に遠慮しながら
私の顔をうかがいながら成長してきたようなところがありました。
まずいよなぁ・・・と感じてはいたものの、
心配性の私はついつい監視しすぎていたようです。
かわいいわが子にもしものことがあったら・・・と思うと、心配で心配で。
結局、私の目の届く範囲で遊ばせていたので、
立派な「支持待ち人間」になってしまいました。

気をつけてはいたんですよ。
「○○しなさい」という支持ではなく、「どうしたらいいと思う?」と、
自分で考えさせるように声かけするように心がけたり、
夢中になってやっていることは、とことんやらせておいたり、
上手か下手かという評価をしないようにしたり、
命の危険があるほどのことではないなら、なるべく見て見ぬ振りをしたりetc
でも、私と一緒にいるとどうしても、私の視線を気にしている感じがあったのです。
そんなわが子を見て、また心配になったりして。
最近では、いつまでたっても心配するのが親の仕事だから。
と勝手に開き直ってます(^_^メ)

Aちゃんの話に戻りますが、周りの人は、そんなAちゃんの行動を見て、
「親はお礼も言わないの?」とか「迷惑よね」と言います。
同じように、近所の子どもが家に毎日やってくると言っていた友人は、
ついにわが子を塾に入れました。
そんな風に言う人の気持ちもわかりますし、
数年前の私なら、同じように言っていたと思うのです。
確かに、「いつもすみませんねぇ」の一言があるかないかは大きく違いますが、
子どもたちが楽しく遊んでいるんだから、それでいいじゃんと
やっと思えるようになりました。
どんな家庭に生まれようと、
その家庭でどんな育てられ方をしていようと、子どもは子ども。
みんな、幸せになる権利がある
そしてそれを見守っていく義務はすべての大人にある 
私もその一人

私たちが小さい頃は、もっと子ども同士の関係が自由だった気がします。
仲間はずれや喧嘩もあったし、
子どもなりに工夫していたことも多かったのではないでしょうか。
少なくとも、
親が手配してくれた遊び相手と、
親が選んでくれた場所で
親の監視の下に遊ぶ
そんなことは少なかったように思います。

最近の子どもたちを見ていて、コミュニケーションが下手だなって思います。
・・・自殺や、ケイタイ依存症、引きこもり、いじめ
でもそのコミュニケーション下手は、子どもだけではないかもしれませんね。
最近世間で話題の「モンスターペアレント」
学校に理不尽な要求をする「親」をそう呼ぶそうですが、
病院でも患者やその家族から同じような要求があり、暴力がらみもあるとか。
なんだか、社会全体が「主張したもの勝ち」という感じを受けます。
自分たちさえよければいい
相手の言動をすぐ攻撃的に受け取る (-_-;)
そんな大人が少し変われば、もう少し暮らしやすい世の中になると思うんだけど。

誰かに言われてとても「嫌」だったことがあったとして、
相手がどうしてそんな「嫌な」ことを口にしたのか、
ちょっと思い巡らせてみること。
子どもたちに、大人が態度で伝えていかないと(*^^)v

帰省でいつも高速道路を利用するんですけれど、
無茶な運転をしている人がいるんですよね。
そんなときに、「なんやぁあいつ!喧嘩うっとんのか!おらぁ」となるか
「おトイレ行きたいんだろうなぁ」と考えられるか。
そんな小さな違いなのだと思うのです。

(はなまめ★)

投稿者 Kosodate : 11:51 | コメント (1)

2007年08月10日

第2回 「雨ニモアテズ・・・」だそうですよ ((+_+))

 こんにちは。毎日寒いですね・・・冷え性の はなまめ★ です。
暑がりの家族たちと同じ部屋にいることができませんっ・・・
最近の対策は、冬:はだし 夏:上着 といったところでしょうか。
実は、こう見えても(どうみえてる?!)私は小心者。
会議に参加していて、主催者の方が「空調の具合はいかがですか?」と聞いてくださっても、「寒いです」って言えません。
あと30年ぐらいして、本物のおばちゃんになれた頃に言えるかもしれません。

ところで、先日、あるサイトでこんな詩を見つけました。

雨ニモアテズ 風ニモアテズ
 雪ニモ 夏ノ暑サニモアテズ
 ブヨブヨノ体ニ タクサン着コミ
 意欲モナク 体力モナク
 イツモブツブツ 不満ヲイッテイル
 毎日塾ニ追ワレ テレビニ吸イツイテ 遊バズ
 朝カラ アクビヲシ  集会ガアレバ 貧血ヲオコシ
 アラユルコトヲ 自分ノタメダケ考エテカエリミズ
 作業ハグズグズ 注意散漫スグニアキ ソシテスグ忘レ
 リッパナ家ノ 自分ノ部屋ニトジコモッテイテ
 東ニ病人アレバ 医者ガ悪イトイイ
 西ニ疲レタ母アレバ 養老院ニ行ケトイイ
 南ニ死ニソウナ人アレバ 寿命ダトイイ
 北ニケンカヤ訴訟(裁判)ガアレバ ナガメテカカワラズ
 日照リノトキハ 冷房ヲツケ
 ミンナニ 勉強勉強トイワレ
 叱ラレモセズ コワイモノモシラズ
 コンナ現代ッ子ニ ダレガシタ

これは、どこかの校長先生の作品で、東北地方のある小児科の先生が学会で発表したものだそうです。(サイトのうけうりなのであしからず)

ほんっとに、こんな現代っ子に誰がしたのでしょうか?
犯人探しをし始めると、決まって「犯人はイマドキの親だ」って言われるんですよねぇ。
子どもにアレルギーがあれば、母親が妊娠中に食べた食べ物がどうのこうの、
発達障害児への理解もなく、育て方が悪いといわれ・・・
私たちだけが、そんなに悪いですかっ!(おっと 失礼)

そんなトホホ〜な批判攻撃を受け止めつつ、気づいた人から
「じゃあ、どうしたらいいんだ?」ってことを考えて、行動するしかないのです。
食育、プレイパーク、子どもとメディアに関する勉強会、ノーテレビデー等、
いろいろな取り組みがこのHPでも紹介されてますねぇ。
でもさ、そういうのに参加するのって勇気が要りませんか?
私、ほんとに気が弱いんですよ。一人で行けない・・・(#^.^#)
だからね、興味あるものに参加するときはなるべく誰かを誘います。
・・・道ずれ? そうとも言うね (^^♪
そうして子どもたちのことを真剣に考えて、一緒に行動してくれる仲間が増えれば、うれしいんですけどね。

さっき、公園に子どもの様子を見に行ったら、誰かが持ってきたDSにたむろしてました。うちの子も、見たことないDSに目がキラキラリ〜ン☆ (-_-;)
地域の子ども会は崩壊寸前。
他のお母さんと知り合いになんかなりたくありませんよ。と面と向かって言われたり。
まぁ、現実はけっこう厳しい・・・ (ToT)/~~~

(はなまめ★)

投稿者 Kosodate : 08:40 | コメント (3)

2007年08月03日

第1回 「やってみなけりゃ わかんない」

 みなさま、はじめまして。はなまめ★ と申します。
世間はただいま夏休み真っ最中。 
我が家でも「お部屋散らかし隊」隊員2名が、夏休みを楽しんでおられます。
はなまめ★ は朝からずーっと家の中を片付けています。
エンドレスサマーってこのことですか?違いますかっ?まあいいです(*^^)v

 今から約8年前。家の中もまだ殺風景だった頃。第1子が生まれて約1年後、
私にも初めてママ友が出来ました。いわゆる【公園デビュー】です。
そこで出会った先輩ママたちは、
アジの干物を自分で作るわ
スーパーごとの品物の底値は暗記してるわ
ベンチでおしゃべりしているのに、子どもの行動は見えてるわ・・・
新米主婦(結婚3年も経って新米といえるのか?)
の私には目からうろこのsuperママ達でした。

そんな先輩ママに誘ってもらって入った【育児サークル】でも
      おんぶ紐の背負い投げ達人
      手遊び、読み聞かせ達人
      手作りおやつ達人etc
当時の私には、みんながキラキラして見えました。
へぇ!へぇ!へぇ!っていつも感動してました。

その育児サークルの幹事をすることになったあたりから、
はなまめ★ は未知の世界に足を踏み入れてしまったようです。
成り行きで参加した(^^ゞ 地域のネットワーク活動でも、
そのまた成り行きでつながった(^^ゞ もっと広い子育ての輪の中でも
素敵な素敵な方々と知り合うことが出来ました。
皆さん、自分も子連れなのに、
一人何役もこなし(分身の術でも使えるの?!)、
フリースペースを運営し 、
冒険遊び場を開拓し、
行政との共同事業を運営しetc
相当なカルチャーショックを受けたのは、言うまでもありません。
そんな皆さんはとってもいい人ばかりで、この人のためなら一肌脱ぐか!という気になってしまいます。(それで自分の首を絞めてますが・・・)

そんな出会いが、「子育て」って、ともすれば非常にプライベートなことなのに、
こんなに社会とつながっていたのだと、おバカな私に気付かせてくれました。
孤立した子育てをしていると、社会とのつながりが持てない・・・置いて行かれたような気がすると感じることはあるでしょう。
でもそれって本当? 
あなたがつながりたい「社会」は実はあなたが居るJustその場所にあるのではないですか?

まずは何かに参加してみること。
(子どもがいるからこそ参加できるものならなお良し♪。)
頼まれたら、基本的に断らないこと
これが、はなまめ★ の最近のモットーです。

(はなまめ★)

投稿者 Kosodate : 09:56 | コメント (4)

子育て奮闘物語 第4話 健康な生活

気がつくと子どもたちは夏休みに入り、毎日本当にぎやかな生活を送っています。あっという間に8月になっていましたが、暑い毎日、皆さまはいかがお過ごしですか?

実は7月中旬、私が病気になってしまいました。元来、薬物アレルギーがあり、以前スティーブンス・ジョンソン症候群という病気に罹ったことのある私は病院に行っても、処方するお薬がないので、ほとんど行くことがありません。診断は下してもらっても、注射や投薬をすることはありません。
それが、たまたま誘われていった健康診断で胆嚢に異常が見つかったのです。胆石や胆泥があり、肥大しているとのこと・・・。

そういわれて思い返せば、思い当たる節が・・・。食欲が落ちていたり、子ども達のメニューとは違うあっさりしたメニューを好んだり、揚げ物も極力、口にしません。これらは好みの問題と思っていたのですが、どうも違っていたようです。
そんな私なので、もしもアレルギー症状が出ても対処できるようにと、大学病院での精密検査となりました。検査は、もしも手術や入院なんてことになってもいいようにと夏休みを前にばたばたと行うことになりました。
CT検査は、まず、先生が丁寧に説明を行い、「アレルギー反応を起こすこともある。」という念を押されたうえで、承諾書にサインを求められました。
検査は、点滴から造影剤を入れ、慎重に反応を見ながら行われたのですが、確かに身体に異変が、「皆さん誰でもちょっと違和感はもたれます。」と言われると、許容範囲内なのかと・・・。

しばらくして何とか無事CT検査を終えて、診察室に戻ろうとしたときに、異変が起きました。
立つのが辛い(「もしかして検査のための絶食で貧血?」なんて思いながら・・・)横にならせてもらいました。横になったにも関わらず、今度はのどに違和感が・・・。のどが狭くなって呼吸が苦しくなって・・・。そのうち変な咳が出はじめ、意識は朦朧としはじめました。

変なもので朦朧とする意識の中で、いろいろなことを考えていました。
「このまま、帰れなくなるのかな?」とか
「乗ってきた車はどうなるんだろう?」とか
「子どもたちのお迎えどうしよう?」とか・・・・・
そんなことを考えているうちに、突然、胃に何かが落ちたような感じがして、すっきりしたのです。

大変な事態になるかもと、私の周りで先生方や看護師さんはばたばたしていましたが、その様子が激変したことで皆さんホッとして・・・。

そんなこんなで、結局のところ胆嚢は異常見られるものの、要経過観察となったのです。私の命がけでとったCTの映像は、しっかりと見てもらえたのか心配になるくらい、あっさりとした診断でした。
ちなみにこれからは、CTの造影剤は使えなくなりそうです。

不思議なもので「病気があるかも」と言われてからは、すっかり気力が落ち、前にもまして食欲が落ちて、病人になっていました。本当に病は気からです。
そして、「たいしたことない」と言われると、すっかり元気になった自分がいます。要経過観察とはいえ、投薬などの治療ができないので、自分で養生していくしかありません。
当然のことながら、自分が病気になって初めて、健康のありがたさを痛感しています。
そして、母親が病気になることの大変さ(もちろんお父さんがなっても大変なのは承知していますが)感じました。とても貴重な体験でした。

健康はみんなの願いです。そして、これからもみんなが健康でいられることで何かのお役に立てればとつくづく思った半月でした。

読んでくださった皆さんありがとうございました。

(waiwaimama)

投稿者 Kosodate : 09:30 | コメント (2)

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