ふくおか子育てパーク

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田植え

2007年06月29日

 近年、農業の機械化によって子どもたちが田植えの手伝いをする風景が全く見られなくなりました。我が家でも、私たちが子育てをする時代は小学生にもなると親のする野良仕事の手伝いと称して混ぜに来たものです。孫になるとどうしたものかと思案しつつ、「今から田植えをするよ。」と言う掛け声をかけました。何をするか分からないまま孫たちも出てきました。

 営農で大忙しのじいちゃんの代わりにパパが田植え機械を使いました。じいちゃんの使うトラクターに何時ものせてもらって畑を行き来する孫たちは、今度は田植え機に・・・っと思ったみたいでしたが、勝手の違う田植え機には乗れませんでした。一番戦力のじいちゃんがいなくて、孫たちに田植えをさせたいと思っていた私の思惑も外れてしまいました。

苗運び.jpg しかし、苗運びは私、孫とママは、機械に入れる苗をパパへ手渡したり、空の苗箱洗いに挑戦していました。田んぼの生き物.jpg今年の苗は、根が伸びすぎて箱に付いて取れず大変そうでしたが「水が冷たくて気持ちがいいよ。」とか「水の流れが速いけ流されるー」と言いながら遊び感覚で楽しんでいるようでした。幼稚園の孫は、何時もの畑と様子のちがう田んぼの生き物を追いかけるのに夢中でした。そのうちバランスをくずして田んぼに滑り込んで半身泥まみれとい半身泥まみれ.jpgうハプニングもありました。でも、皆の協力のおかげで6反の田植えが半日で終わりました。
 

 我が家の田植えが終わって数日後、子どもたちに田植えの体験をさせたいと言う地域の方の企画により、子ども会で急きょ田植えをすることになりました。孫たちも参加をしました。10時半に集合でしたが、初めての田植え体験企画でしたので親も一緒に集まるし、スタッフも沢山いてとても賑やかな田植えとなりました。

昔使っていた道具の説明.jpgまず、田植えの前に、昔使っていた道具の説明がありました。苗籠や田植え枠、田植え後の草取りがんづめ等です。子どもたちは、初めて目にするものばかりでイメージがわかない様子でしたが、実際に田植え枠を使って田植えをしたり、がんづめを押すのを見て使い方はわかったようでした。「田んぼに入るのはいやだなぁ。」付き.jpg
 
 
 
 


小学生の子どもたちは、難なく水田に入れましたが、幼稚園の孫は、どろどろの水を嫌がり水の中に入らず、木製の田植え枠や草取りのがんづめの説明を一人畦から眺めていました。


本番の田植え.jpgしかし、綱が張られ、本番の田植えが始まると、大好きなじいちゃんと田んぼに入り生まれてはじめての田植え体験となりました。
「玉のところにさすんね。」付き.jpg
 
 
 

 はじめは「手が汚れる」とか「足がぬるぬるする」と言っていましたが、じいちゃんから「苗を3〜4本とって3本の指でさすんよ」と言われるまま植えていくうちに馴れたようでした。
この体験で来年は我が家の田植えをしてくれるだろうと私は目を細めて期待しています。

「全部植えたらどうするん?」付き.jpg

 終わりが近づきました。秋にはまた皆で収穫して、おにぎりを作って食べられるといいね!これは大人ばかりの思惑でしょうか。初体験の子どもたちには、この見通しは無理でしょうね。・・・でも、おにぎりは、実現すると良いなぁと思っています。

(社会福祉協議会職員 ひまわりばぁちゃん)

投稿者 Kosodate : 2007年06月29日 15:57

コメント

「大好きなじいちゃん」と田んぼに入り、「生まれてはじめての田植え体験」いいですねえ。秋に皆で収穫したお米でおにぎりを作って食べられるといいですね。きっと、お孫さんにとって、貴重な忘れられない体験になったことと思います。

投稿者 のんちゃん : 2007年07月03日 18:18



おじいちゃんおばあちゃん達と一緒に、泥だらけになりながら田植えするっていいですね〜〜。田植えしながらいろんな生き物を見つけたり、遊んでみたり…。田んぼって天然の遊び場だなぁ〜と思います。

投稿者 弥生 : 2007年07月04日 10:55



のんちゃんさん>
弥生さん>
コメントありがとうございます。

自分の子ども時代のワクワクした体験が忘れられず
孫にも自分の感じた喜びや楽しさを感じて欲しい
という思いが叶って私は満足でした。

孫達もこの思いを受け止めてくれるといいなぁ〜
と思っています。

投稿者 ひまわりばぁちゃん : 2007年07月04日 20:17



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