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第2話 「三男の話 ―環状化―」

2006年09月13日

おひさしぶりです!
ママヨです。
<呼ばれて(もないのに)飛び出てじゃじゃじゃじゃ〜ん!超長男です!!>

いただいたコメントにお返事さし上げるのに力が入ってしまいました。
早速コメントくださった皆さま、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします!

さてさて、三男が生まれた後の我が家の話を続けましょう・・・

当然のことながら、家族の関係に大きな変化が現れました。
それまで2駅を結ぶ上りと下りしかなかった長男と二男の関係が、
三男の誕生により、3駅をつなぐ環状線になったことが、
一番大きな出来事だったといえるでしょう。
<福岡市営地下鉄七隈線の不振は空港線に接続していない、すなわち環状線になっていないことにあると考える会代表:超長男>

2年にわたる不妊治療の甲斐あって誕生した長男。
おまけに両家にとって初孫だった彼は、
蝶よ花よ(?)と育てられ、
世界はボクのために回っている!
と思っていたに違いありません。
<わたしゃ今でもそうよ〜!>

ところが、超長男が中国に行って蛇を食べてきた甲斐あって(!?)
そこに、2歳違いの二男が誕生。
<これが意外に蛇は旨いとです!(少々小骨が気になるけど・・・。)唐揚げにスープ・・・。一度食べてみらんですか!>

長男にとっては別世界からあらわれた侵略者、
まさにエイリアン的存在。
さっそく長男は、エイリアンの調査を開始・・・
つっついたり、引っ張ったり、押したり、たたいたり・・・するワケです。
それを見たこのウブな母親は、
「ひえ〜〜〜っ!新生児に何するのっ!?」と思わず、
長男を叱ってしまう・・・。
それからです、歯車が違う方向に回り出したのは。

はじめは子どもを感情的に怒ることに抵抗があったのに、
だんだんそれも感じなくなって、当たり前になってしまう。
特に「密室」状態の中では、止めてくれる人もなく、
エスカレートしてしまう。
そんな自分に心のどこかで自己嫌悪を感じているのに、
態度を変えられない・・・。
私の場合、子どもが二人の時期が、
一番ドツボにハマっていました。

しかし、もう2度とお腹は切らないと思っていたのに、
なんの甲斐あってか、4年後に三男誕生!
さすがに体はきつかったのですが、
これが想像以上に子育てが楽になったものですから、
本当にビックリしてしまいました。

今まで兄ちゃんからやられっぱなしだった二男が、
なんと三男を可愛がる可愛がる・・・(涙)
長男もぐーんと穏やかになって、
三男をダッコしたりおんぶしたり・・・(涙)

三番目は兄ちゃんたちに育てられていると言っても
過言ではないでしょう!
おまけに、兄たちの友だち(これまた、ほとんど男の子たち)が、
どうかしたら実の兄以上に三男の面倒を見ててくれたりするのです!!
そんな環境ですから、三男は年上の男の子を見ると、
大喜びで飛びついていくようになってしまいました。

まあ、最近では、かなりのヤンチャ者になってきた三男に
兄たちもとうとう手を焼き始め、
こりゃ〜本気で怒っとるな、という時もよくあります。

たとえば、兄たちの留守中に、
三男は彼らの机を物色し始めるのでございます。
パタン、パタン・・・・・と向こうの部屋から聞こえてくる音・・・
そう、引き出しを開けたり閉めたりする音です。
そーーーーっと覗いてみると、我が物顔で引き出しから品々を出しては
部屋に並べ、出しては並べ・・・
「おいお〜い、それ、兄ちゃんたちのでしょー?」と声を掛けると、
ア、、、とこちらを見ますが、さすが三男、慌てない!
私は内心、怒られても知らんヨ〜と見ていると、
案の定、帰宅した兄たちが一目見るなり、「あ〜〜〜〜〜っ!!!」
と大騒ぎを始める。
三男、上目遣いにその様子を見ているが、ガンとして謝らない。
とうとう一発食らわされて、さも被害者でございますという顔で
母に泣きついてくるのです。
恐るべし、三男!!!
<し、知らなかった〜・・・兄ちゃんたちを怒鳴っとった・・・(汗)> 

だがしかし、それでもこんな三男のために、
兄たちはよく忍耐しておりますわ!
我が身が恥ずかしくなること、度々でございます。
<わたしゃ隠れたいくらい・・・>

そんな中で、長男と二男の間を上り下りしていたトラブル電車の本数が、
ちょっぴりずつですが、減ってきました。
だーって、三男まで走っていくだけでも大変なんですから!
むしろ長男と二男、連結(団結?)しなければならないことも増えてきたワケですから!
そうなれば必然的に鬼母の出番も、ちょっぴりずつ少なくなり・・・

・・・つくづく思います、
神さまは、よくご存じだなぁって。
二人の子ども相手に悪循環から
抜け出せなくなっている困った私をご覧になって、
「ママヨよ、もう一人育ててみなさい・・・」と、
予期せぬ三男を授けてくださったんだろうなぁ。
いやいや、私のためだけじゃない、
長男のためにも、二男のためにも、
それから“出張続きの超長男(強調)”のためにもね!
<ごほごほ・・・>

三男が生まれてくれて、家族みんなが
また笑えるようになったんだなぁと思う今日この頃です。
<ありがたや〜、ありがたや!>
                         (つづく)

【なすがママヨ】+<超長男>

投稿者 Kosodate : 2006年09月13日 10:12

コメント

素敵!素敵!!
我が家のお坊ちゃんにも、早く兄弟作ってあげないと!
だって、もう丸3年、パパもママもじじもばばも自分の家来と思って過ごしてるから…

超長男さんのコメントも楽しみにしています。
お忙しいでしょうが、今後もママヨさんとの夫婦漫才みせてくださいね。

投稿者 はる : 2006年09月13日 12:18



はるさん、ありがとうございます!
子どもって、すごいですよね。はるさんのお坊ちゃんも、きっとご家族に旋風を巻き起こされた存在でしょう!これがまた、ひとり増えるたびに目から鱗をドンドン落としてくれます。こどもって本当に、予期せぬやり方で色々教えてくれますよね。アッタマに来ることも正直言ってありますけど、親もそんな中で大きくしてもらってるんでしょうね〜。あ、夫婦の関係も同じかも・・・。

投稿者 ママヨ : 2006年09月14日 00:12



コラム、とても楽しく読ませていただいております。そしてみなさんのコメント、「子育てママ」ならではの親近感と安心感があって、心が許せる仲間みたいで・・・素敵ですね。私も、我家の“実は…話”をさせていただきたいんですが、実は…子どもがいなくて、でも子どもは大好きです!!!
それで、甥っ子姪っ子たちにせっせと餌付けしております(笑)♪おばの立場というのは、<超>気楽なもので、イイとこ取りして、慕ってもらえて、「可愛い!カワイイ♪」と自己満足に浸っております。たまに、甥っ子姪っ子たちから、難しい価値判断を迫られるような場面で窮すると、「ママに聞いてみようね〜」なんてスルリと責任を逃れて「フォ〜ッ!」と深呼吸してたりします(ママさんたち、ごめんなさい!)。
でも、兄弟姉妹が親になってゆく姿を見せてもらうのは、なかなか感無量なものがあります。ママヨさんが書いておられるように、子どもが親を救っていたり、育てていたり、変化・成長させていたり…。感涙の場面がよくあります。子どもは与えられるべくして与えられた宝物なんだなぁ・・・と心から思えます。
ママヨさん、そして投稿者のみなさん、様々な葛藤やご苦労や反省や共感など、オープンなお気持ちを読ませて下さって、本当にありがとうございます!可愛い子どもたちの笑顔の背後には、お母さんたちの深い深い愛情物語が日々展開しておられることに、とても感動しています!次回も楽しみにしております!


投稿者 <超>おばばか : 2006年09月14日 03:42



二人目が生まれる前は夫婦でずいぶん喧嘩しました。今思うと長男にはかわいそうなくらい当たっていたかも・・・お腹が大きくなって身動きがとれなくなって、延々説教をした記憶もあり、あまりの私の剣幕に長男はおしっこを漏らして、それを見てすごく追いつめてしまったショックで私が号泣してしまった事も・・長男には非常に申し訳なかったけど、そんな経験があるからこそ、後輩のお母さんたちの気持ちに寄り添えるようにはなったかな〜
おばばかさんのコメントいいですね〜私は子どもには親以外に無条件に甘えさせてくれる人がいるっていいよね〜と思います。
うちも私の両親や弟、夫の両親や親戚、に甘えてエネルギー蓄えているので少々の嫌なことがあっても立ち直れるようです。感謝してます。
三男に関しては身内のみならず、公共の施設で会ったおじさまに高い高いをせがんだり・・・毎週会う清掃のおばさまに靴を履かせてもらったり、優しい方々に守られて過ごしております。
あ・蛇ってどこでも食べれるんですか〜?

投稿者 さるまま : 2006年09月14日 17:23



<超>おばばかさん、さるままさん、ありがとうございます!!
ほんと、さるままさんがおっしゃるように、<超>おばばかさんみたいに無条件に子どもを受け入れてくれる人の存在って、とっっっっっても大きいですね!私は実家が遠いので、普段はお隣さんや近くの友だちに子どもたちを可愛がってもらい、支えてもらっています。“悪循環”の時期も、心配してくれる友だちがいたり、遠くにいる妹や弟が電話をしてくれるので、胸につかえていたものを吐き出させてもらうこともできました。
実家に帰れば、じじばばは勿論、<超>おばばかさんといい勝負かも知れない(!)妹&弟&伴侶の皆さんが、子どもたちを可愛がってくれてます。妹は自他共に認める「パー子」。普段、子どもの写真を撮れずにいる私に代わって、帰省中に何十枚も撮ってくれることも!!ほんとに感謝してます。
きっと、親には言えないことをおばさんには話せたり、親が教えないことをおじさんから教えてもらったり・・・ってことも、子どもたちが成長するにつれてあるんだろうな〜。それがまた、楽しみですね☆
そうそう、蛇の件は・・・超長男!!出番だよ〜

投稿者 ママヨ : 2006年09月15日 15:58



さるまま様へ

蛇のようにしなやかに、そして蛇のような賢さを備えて再び登場・・・ふぉふぉふぉふぉふぉふぉふぉ・・・ゲホゴホ・・・!(失礼・・・)

ところで「さるまま」さん、この忙しいのに質問など寄せないでください!
でもお答えしましょう。オホン!

「どこでも食べれるか」という問いですが、まずは1匹の蛇の身体部位全体が食べられるのか、それとも特定部位のみが食べられるのかという意味の問いであると仮定すれば、答えは「頭と腸と皮を除く全体」ということになります。もっとも、沖縄には「いらぶ」というウミヘビがおり、これに至っては一匹丸ごと調理することもあるようです。

次に、蛇を食する地域所在に関する質問であると仮定すれば、先述の通り、沖縄には蛇を食べる習慣があります。詳しく調べたわけではありませんが(今後調べるつもりもありませんが)やはり南国にはそのような習慣が今までも残っているようです。ハブ酒やまむし酒を調理の一つとして認めるならば、日本全国広範囲にわたって行われていると考えられます。
しかし、素焼きや唐揚げにまでして食べる地域というのは、蛇よりもっと美味しいものが溢れかえっている国内では極めて珍しい、ごく限られた地域に限定された食習慣になろうかと思われます。

滋養強壮に効果があるとのことで、日本でも食する習慣はあったとは聞き及んでおりますが、間違っても「さるまま」さんやその他多くの女性(とりわけ母親達)は食べないようにしてください。
なぜって・・・!?
だって、これ以上父親(男性)の存在が薄くなると困るでしょう・・・。(汗)
「さるまま」さんも「さる」の部分が「ごりら」にならないよう、食するのは控えましょう・・・。ははは・・・。(失礼・・・)

最後にうんちくを少々・・・。
ちなみに蛇は滋養強壮の象徴だけではなく、昔から「知識」「知恵」を象徴する生き物でもあるんです。
アダムとイブの話にも重要な役割を演じる(!?)のが蛇・・・。日本の神話にも出てきます。干支にもあるし!日本医師会のマークにも蛇が出とります。イタリアの名車、アルファロメオのマークにも蛇が・・・。忌み嫌われやすい存在の蛇ですが、ちょいと見方を変えれば親しみも出てきたりして・・・。(あり得ないか・・・)

それではご機嫌よう、さようなら・・・。


投稿者 <超長男> : 2006年09月17日 17:27



沖縄〜
住んでました!!でも花も恥じらう中学生だったので、とても「蛇食べたい」とか言えなかったですね〜
ちなみ次男は巳年・・かなりくじけない性格です。
超〜長男さんありがとうございました!

投稿者 さるまま(ごりら?) : 2006年09月17日 22:01



さるままさんの書き込みを読ませていただいて、さるままさんの繊細で素敵な感性に、ほっこりウルウルしておりました。ありがとうございます!
「今だからこそ、素直に振り返って受け止めることの出来る過去」って、きっと誰にでも色々なかたちであるものなのでしょうね…。でも、さるままさんのように、ご自身の心の中でチクリ☆と痛い過去を、未来の子どもたち・後輩のママさん方のために語って下さる方って、本当に貴重な存在でいらっしゃると思いました!
<超>おばばかの心にも、とても温かく響いて参りました。甥っ子姪っ子のためにも、感謝で一杯です!

ちなみに…ウフフ♪何を隠そう、私も巳年で〜す!

投稿者 <超>おばばか : 2006年09月18日 12:22



わわ〜!!こんどは蛇つながりですか!?
まさか<超長男>も巳年だったりして???

投稿者 ママヨ : 2006年09月19日 18:02



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