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「子供を育てること」はとても大切なことですよね。
でも「どう育てるか?」については、それぞれの親で十人十色の考えがあります。
他の方は、自分の子供が将来どんな人間になっていてほしいのでしょうか。
そして、そのために何を考え、どのようにして日々子供を育てているのでしょうか。
父親になって約7年。
現在、小学1年生の娘と4ヶ月の息子がいます。
会社に同年代の子持ちの男性同僚が何人かいるので、子供に関して話すことがあるのですが、どうも周りの男親は育児に関しては何も考えてなく、日々その場を対処しながら過ごしているに終始している印象です。
男性の育児参加が叫ばれていても、やはりまだまだ母親任せが多いのが現実でしょう。
お母さんは本当に大変だと、つくづく感じてしまいます。
今はそう考える私ですが、やっと育児のことを真剣に考え始めたのは、もう娘が4歳の頃でした。
それまでは情けないことに、自分の仕事や人間関係で手一杯で、娘のことを考えているようで、結局母親任せ。
しかしそれでは、奥さんはノイローゼになってしまいますよね。
私の場合、妻も仕事をしていましたので、妻に仕事も家事も育児も何もかも任せた状態でずっと負担をかけてました・・・
あの忙しさで妻が精神的に壊れなかったのは、奇蹟でしたね。
父親はどうしても仕事が人生のメインになりがちです。
ユニクロの柳井社長はあるインタビューで「仕事を真剣にやろうと思ったら、家庭生活とバランスを取るのは難しい」と答えていましたが、事実ですしね。
夜仕事から帰り着いたら9時過ぎでは、もう子供は眠ってます・・・
ですが、大切な将来のため、それを担う次世代の人材育成として、子供を育てることはきっと一番大切な大人の役割なんだと今は思っています。
父親も週2日程度でいいので5時で退社できれば、きっとまたもう少し、よりよい社会になる気がします。
企業の人事担当者として、仕事と家庭生活のバランスは、とても考えさせられます。
これを意識しながら、よりよい会社、社会を同時に目指していかなければと思っています。
(企業人事担当 安東政彦)
投稿者 Kosodate : 2006年06月06日 23:30
コラムにお父さんが登場ということで楽しみにしています。安東さんの話を読ませてもらって、父親の育児、自分の育児について振り返ることができました。私も子どもが生まれるまでは、帰宅が遅い人間でした。しかし、子どもができて2年経ったころから、早く帰って子どもとお風呂に入り、ままごと・読み聞かせなど、いっしょに遊ぶようになりました。おかげで今は、夜9時に寝て、朝5時までには起きる、健康的な生活になりました。
投稿者 ぱーぱ : 2006年06月07日 08:04
父親の、それもサラリーマンの声が出てきてうれしいです。子育てを語るのは圧倒的に母親ですから。このごろ竹西寛子さんという方の「蘭」という短編集を読んでいたのですが、戦前の父親の子供への配慮が感じられて、昔のお父さんを見直しました。昨日も藤本義一さんがテレビで父親を語っていましたが、商家のくっきりとした父親の存在でした。日本人は案外昔「父」をしていたのではないでしょうか
投稿者 つつじ : 2006年06月09日 17:51
企業の人事担当者の人が、安東さんみたいな視点をもった人だったら、日本の子どもたちの未来は明るくなります。「そんなことしていたら企業の営利はなくなる・・・」とぼやいている声を聞いたことがありますが、実際週に1〜2回残業をしなかったら企業にとっては本当にマイナスばかりなのかなぁ〜。
投稿者 お母さん : 2006年06月16日 23:24
世のパパ達が安東さんみたいに妻を思いやる方ばかりだったら、ママ達もだいぶ精神的に楽になれますよね。フツーのパパということで期待してまぁす。
投稿者 らすかる : 2006年06月26日 11:27
いろいろとコメントいただきありがとうございます。
「企業=営利=お金がすべて」と感じがちですが、お金は幸せになるための一手段であって、目的ではない。
社員が幸せになることが究極の目的です。
なので、お金のことだけでなく、幸せが重要である点を忘れずに働いていれば、仕事と家庭の両立はある程度可能かなと考えています。
そんな社員がハッピーな企業運営を目指してがんばっています。
このような考えは認められない企業もあるでしょうが・・・
投稿者 安東政彦 : 2006年07月05日 00:03