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『ちいさいひとと、手しごとを楽しむ暮らし』衣替えコースターをつくろう

2006年03月07日

コースター.jpg

ちいさいひととの暮らしは、
「やらなければならない」ことが多すぎて
「やりたい」ことはなかなかできません。
あれもやらなきゃ・・これもやらなきゃ・・と
家事も育児も何かに追われるようにしてバタバタと“こなして”いたとき、
何気なく見た鏡にうつった私の目元がキ〜ッ!とつりあがっていて
自分で自分にドキッとしたことがあります。

ひとつひとつの手仕事をていねいにやろう、と心がけるようになりました。
あたたかいご飯でおむすびを握るときも「ふんわりと、包むように・・・」と心がける。

食卓で季節を感じられるよう、
ちいさいひとと散歩したときに見つけたきれいな葉で箸置きを作ってみたり、
摘んだ花を少しだけ飾ってみたり。
いちばん変わったのは『買い物』でした。

街はモノであふれています。
作るよりも買った方が手っ取り早いし、
安あがりに済むことが多いですよね。
手づくり品も海外で量産されて
格安ショップにずらりと並んでいます。
そこで購入した手づくり品が少し汚れただけで
「また買えばいい」と気軽な感覚で捨てられているのを何度も目にしました。
そんな大人達がちいさいひとたちに
「モノは大切にしなさい」と言っても説得力がありませんよね。
「安いし、とりあえず買っとこう」は、やめました。
洗濯バサミひとつ買うのにも
デザインや色にこだわって選ぶようにしました。
買いに行ってこだわりに沿うものがなかったら、買わずに帰ります。
しばらく不便でも。
そうしたら、自然と心地いいモノが身の回りに増えてきました。
私以外の家族も、
身の回りのモノに愛着を感じるようになり、
大切にあつかうようになりました。

ひとつひとつの手仕事をていねいに。
だから、モノを捨てる前には手を加えてもう一度使います。
「破れたから着られない」と夫が言うシャツ。
「ちいさくなった〜!」と成長が嬉しいベビー服、こども服。
思い出の品みたいなお気に入りの洋服、シーツ、カーテン・・・。
特に、そろそろ・・の『衣替え』では、たくさんの布が手に入ります。
そのまま丸めてとっておいたら片付かないのでカットして、
他の生地とつないでコースターにしてしまいます。
飲み物をこぼしてシミができてしまったら処分します。
4歳くらいになれば、ちいさいひともジグザグ縫いができるので
自分の古着で自分のコースターを作ることができます。

画像写真?手縫いでコースターを作る息子.jpg

ひっくり返してまつり縫い・・は難しいので、
無理にきれいな袋状にせず、
2枚の布を合わせてざくざく縫うだけ。
端が切りっぱなしでフリンジみたい!
味わいあるコースターです。
いつもの麦茶がすっごくおいしい飲みものに変身しちゃう魔法のコースター(?!)。

「どうぞ」と、ちいさいひと手づくりのコースターにコップを置いたら、
ニコニコ顔で飲み干します。
おじいちゃん、おばあちゃんへの贈りものにも。
大喜びしてくれること間違いなし!です。

リサイクル生地だけじゃなくお気に入りの布も足します。
いくつか作っておいて、ちょとしたお礼に差し上げると喜ばれます。
あの人はこんな色づかいが好きかしら・・・?と
贈る相手のことを思いながら、ちくちくと針を動かします。
心をこめて手仕事をしている時間は、
私にとっては“心やすらぐおだやかなひととき”です。

手仕事は、ちいさいひとが寝てる間にゆっくり、じゃなく、あえて目の前で。
どんどん形になっていく過程を見せてあげるようにしています。
手仕事は「ここをね、こうこう、こうするんだよ」と“教える”ものではなく、
「見ててごらん」と“伝える”ものだと思うからです。

これから1ヶ月、春を迎える頃の我が家の手仕事をご紹介したいと思います。

最後に、簡単な自己紹介を。
私は5歳の息子と2歳の娘、新聞記者の夫と4人で暮らしています。
・・・名前を忘れておりました!
おもちゃコンサルタントの“ひでひで”です。
よろしくお願いします。
ホームページはhttp://www.ohisama-ya.jp/です。

(おもちゃコンサルタント ひでひで)

投稿者 Kosodate : 2006年03月07日 22:10

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コメント

手作りコースターステキですね〜。ひでひでさんの、手作りいっぱいの子育てにうっとりしています!私の乳幼児子育ては、いつも余裕がなかったなぁ・・・。(←反省)わが子は小学生になって手遅れかもしれないけど、たまには「手間ひま」かける時間も大切にしたいと思います。無精な私でもできることまた教えて下さい!

投稿者 春子 : 2006年03月09日 23:47



春子さん
コメントありがとうございます♪
小学生のお子さんがいらっしゃるんですね。
今は一緒に手仕事しようとすると、
ひとつひとつの工程にものすごぉーく時間がかかりますが(→イライラしない、せかさない…自分との戦いですネ)、
小学生になったら“一緒にできること”がもっとたくさんになるかなと期待しています。
『気づいたときがはじめどき』という言葉が好きです。手遅れだなんてこと、絶対にないと思います!
「…やってみる?」と
ぜひ「お誘い」してみてください。

投稿者 ひでひで : 2006年03月10日 21:40



こだわりの買い物に賛成です(^.^) 100円ショップが繁盛する中、本当に必要なものを、必要な時に、必要な分量だけ買う…が基本だと思います。特に日用品なら、毎日使うからこそ、本当に自分が気に入った物にしたいですよね。気に入った物を使うたびになんだか嬉しくなるので、家事が楽しくできるような気がします。連載楽しみにしてます。(^.^)

投稿者 ほっこりー : 2006年03月23日 20:21



ほっこりーさん

たくさんコメントありがとうございます☆
このごろ、私は衣服の整理をはじめました。
多少高くても素材が安全でいいもの、デザインは流行に左右されない定番を選んでいこう…と思っています。持ちすぎない、って意外と難しいです。

投稿者 ひでひで : 2006年03月24日 22:11



子どもたちが小学生になってから、ジーンズだけリサイクルするようになりました。冬の間、大いに活躍したジーンズは春先には膝がすれて穴あき状態。以前は、別生地を充ててましたが、筒状のジーンズに膝当てする作業はなかなか大変。なので、穴のすぐしたからスパンと切って裾だけまつって、少し長目の半ズボンに仕上げる事にしました。今どきの半ズボン丈に見合って、なかなかオシャレな仕上がりになります。とてもリサイクル品とは気づかれません。
コースターの案は素晴らしいですね。生地の柄に思い出が重なって素敵なティータイムが過ごせそうですね。

投稿者 塩豆大福 : 2006年03月26日 16:17



塩豆大福さま

おいしそうなネーム♪
穴あきジーンズをカットして半ズボンに。
いいですね〜。
我が家はまだあまりジーンズをはきませんが、ズボンのひざはすぐに穴開きです。
いまどき珍しい?「アップリケ」をつけて補修しています。
コースターにもできないハギレは、紙にミシンで縫い付けてカードにしたりします。
ジグザグで色つき糸で縫うとかわいいですよ。
お試しあれ。

投稿者 ひでひで : 2006年03月28日 00:15



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